君は、アイドル (ページ5)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:16,728 hit

5話ページ5

内村「んーいいにおい！」

ってぱっと目が覚めた颯ちゃん。

『朝ごはんもうすぐできるよ』

内村「やったあ」

って喜ぶ姿が子供みたいで可愛い

内村「あじーおきてー！」

って寝ているあじくんを激しく揺らすけど

なかなか目を開けないからついにはぽかぽか叩き出した

安嶋「もーうっちーやめてよ…Aちゃんおはよ」

まだ目が半開きのままこっちを向いて微笑むから

ちょっと彼氏みたいだなと1人でキュンとして

『おはよう、朝ごはん作ってるよ』

安嶋「ありがとう」

って寝起きでもしっかり者

湧は未だ寝たままだけど、

あじくんを起こした颯ちゃんも湧のことは起こす気配なし

まあ別にまだ寝てても構わないから

私もとりあえず朝ごはん作っちゃうか

リビングを見れば黒ちゃんとひらつと颯ちゃんが

横並びになってまだかな、と待っていて

あじくんは顔を洗いに行ったみたいだけど

そんな3人が可愛くて離れたくないな、と思ってしまう

『できたよー、湧は…起こさなくていっか』

内村「どーせ食べないっしょ！」

黒田「湧はギリギリに起こせばいいよ」

朝が大の苦手な湧は、

朝ごはんよりも睡眠をとるから

最近では出発ギリギリに起こすようになった

たまに少し早めに起きても、

寝起きはあまり機嫌が良くないから

ちょっと怖いんだよね

『いただきます』

と手を合わせればみんなも「いただきます！」と声を揃えて

それぞれ朝ごはんを頬張る

内村「Aちゃんのご飯ほんとおいしー」

『ご飯って言うほどちゃんとしたものじゃないけどね」

内村「Aちゃんがつくればなんでもちゃんとしてるの！おいしいの！」

って口いっぱいに頬張ってくれる

黒田「あー今日のレッスン頑張れるわ～」

平塚「そういえばサマステ、きてくれるんだよね？」

『もちろん、ちゃんとチケット当てました』

黒田「別に俺が用意すんのに」

いわゆるコネチケ、気にならないわけじゃないけど

なんとなく怖くて断り続けてる

オタクとしてはもちろんみんなが欲しがるコネチケ

ただいざ貰えるってなると揺らぐんだよ

本当に貰っていいのかな？って思うもんだよ

『まあ今回はちゃんと当たったから』

黒田「ま、オーラスとか仕事休める！ってなったら言って！」

『うん、ありがとう』