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私は決して、自分から健人を手放さないときめたんだ。
「ま、男の嫉妬は見苦しいから見逃してやるよ。」
「嫉妬してるの？」
「さあね。」
健人が風磨に嫉妬してるとは思わなかった。
というより、健人が私のことで嫉妬という感情があることに驚いた。
私の代わりなんてたくさんいて、
私が捨てられるのもすぐなのかもしれなくて、
私ばかりが一方的に好きだと思ってたから。
「菊池とは今まで通り仲良くしていいよ、唯一の友達みたいだし？」
「あ、今バカにしたでしょ。本当に唯一なんだからね！」
健人がいれば、笑い事にできる。
軽い気持ちで「友達がいない」と言えるのは、
健人がこころの中を安定させているから。
健人がいる限り、私は大丈夫だよ。
「貴方ってモテんの？…って自分ではいそうですなんて言わないよな。」
「全然もてないよ。今までも告白とかされたことそんなにないし。」
「でもあるだろ？」
「まあそれでも数回だよ…片手で数えられるほど。」
昔の恋バナをするとか、
なんとなく今の私たちには新鮮で
だけど聞いてみたい話題だった。
「健人は？」
「中学校が最大のモテ期だったかな。あーそんな早くに使っちゃう何年勿体無い。」
今もモテるくせに、
なんて言葉は胸の中だけにしておこう。
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☆ - 93【あーそんな早くに使っちゃう何年勿体無い】→なんて勿体無い だと思います。 パート1→5ヶ所、パート2→2ヶ所間違い指摘したので直してもらえたら嬉しいです (2019年6月20日 19時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
水華＊ - このお話、すごく好きです！！これからもがんばってくださいp(^-^)q楽しみにしてます！ (2016年4月1日 0時) (レス) id: 2a18ef975a (このIDを非表示/違反報告)
もるもっと(プロフ) - はるちさん» コメントありがとうございます！これからもどうぞお楽しみいただけたら嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年2月13日 0時) (レス) id: f289174465 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - 面白かったです！返事待ってます☆ (2016年2月11日 1時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もるもっと | 作成日時：2016年2月7日 1時
