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素肌が当たり少しくすぐったいが、
ただお互いベタベタするだけで他はしない。
この後もう一回、なんてこともないのはお互い重々承知だけれど、
なんとなく後ちょっとだけこうしていたかった。
「風磨には寂しい時いつも助けられてる。」
「急になんだよ、今日どうしたの。」
「去年のこと、思い出したりしちゃってね。」
中島の…ああ、あいつの名前を今聞きたくなかった。
「今年は俺と過ごしてるんだから。」
「うん、来年のクリスマスはどうなってるだろうね。」
「今年のこと思い出して泣いたりするなよ。」
「しないよ…きっと。」
今日のことは、中島の彼女である貴方からしたらいらない、捨てたい過去なはずだし
来年の今日、もし中島と2人でイチャイチャして過ごしていたとして、
去年は…なんて考えたら後悔するかもしれない。
それだけは避けたい
後悔はさせたくない。
「まあ、もしかしたらお互い就活に追われてるかもね。」
「風磨っていいとこ取りだからあっさり就職決まりそう。」
「器用って言ってくれない?」
「ボタン縫うのに苦労してる人は器用とは呼べない。」
そんなことまで覚えられてたわけね。
ほら、そういうところだよ。
そういうところって言っても、貴方はわからないと思うけど、
実は嬉しかったりするんだよ。
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☆ - 57【楽かったよ。】→楽しかったよ、 77【それどころがもっと】→それどころか だと思います。 (2019年6月20日 19時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
もるもっと(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます!時間があるときに是非読まさせていただきますね! (2016年1月5日 14時) (レス) id: f289174465 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです!もしよかったら、私もSZの小説を色々書いているので、連載中のものの読者さんになってくださると嬉しいです! (2016年1月5日 14時) (レス) id: bc7a176764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もるもっと | 作成日時:2016年1月3日 11時