90 ページ45
風磨に何かあるだなんて、
毎日一緒にいるんだからわかる。
でも、風磨が言いたくないなら無理に聞かない。
というか聞けないし。
友達って、そういうものでしょう？
かけてほしい言葉をかけてほしいタイミングでかけてくれて、
聞かれたくないことは無理に干渉してこない。
上辺だけ、心の奥底までは入ってこない。
ほんとは健人のことで話したいことがあったけれど、
この様子じゃ何言っても上の空な気がして口を噤んだ。
「次の講義だるいなー。」
「サボれば？」
次の講義は私の嫌いな教授で、
この講義をとったのは大失敗だと後悔するほどにサボりたい講義。
「んーサボろっかな。」
「ノート取っとく？」
「え、いいの？」
こういう時に風磨はわかってくれる。
決して自分もサボるわけじゃなくて、
私が1人になれる時間を自然と与えてくれる。
「じゃあお願いしようかな。」
「おう、終わったら食堂集合な。」
「了解であります！」
みんなが各々の教室に向かうのとは反対に、
どこで時間を潰そうと考える。
食堂は人が多いし、図書館も寛げない。
大学内は広いわけでもないから、
探検なんかしても楽しくないだろうし。
「あっ」
30m先に、大好きな貴方を見つけた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆ - 57【楽かったよ。】→楽しかったよ、 77【それどころがもっと】→それどころか だと思います。 (2019年6月20日 19時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
もるもっと(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます！時間があるときに是非読まさせていただきますね！ (2016年1月5日 14時) (レス) id: f289174465 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです！もしよかったら、私もＳＺの小説を色々書いているので、連載中のものの読者さんになってくださると嬉しいです！ (2016年1月5日 14時) (レス) id: bc7a176764 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もるもっと | 作成日時：2016年1月3日 11時
