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地元の人が集まるというスポットに来た。
健人も一人暮らし歴が長いわけではないから深い仲ではないらしいけど、
知り合い程度ではあるらしくて、
「あれ？健人の彼女さん？」
「ん、まあね。」
「へー！よろしくねー！
「あ、よろしくお願い、します。」
知り合いの彼女、ということで興味があるのか、
次々される質問に答える。
だいたいは健人が助けてくれたけれど。
健人の知り合いと談笑をすれば、
日は見えていないものの段々と明るくなってきた気がする。
そろそろか、と健人に手を引かれ、
仲良くなったばかりの人たちに挨拶をして移動する。
「ここら辺でいいか。」
「うん。」
寒い寒いと言いながらも、手袋はしないで手をつなぐ。
お互いの肩がくっつくまで寄り添い合う。
青く澄んだ空が照らされ始める。
大勢いるはずなのにまるでこの空間に健人と私しかいないかと思えるほど
周りの人たちも、私たちも、息を飲んで静かに見守る。
少し日が顔を出し、ゆっくりゆっくりと昇ってゆく。
その瞬間、どっと湧いたようにあちこちが騒めき、
私と健人もまた、話し始める。
「初日の出だね。」
「綺麗だな。」
「健人とみれてよかった。」
紛れもない本音、思わず口から出た心の底の声。
私のポケットには、未開封のメッセージを通知している携帯が入っていた。
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☆ - 57【楽かったよ。】→楽しかったよ、 77【それどころがもっと】→それどころか だと思います。 (2019年6月20日 19時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
もるもっと(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます！時間があるときに是非読まさせていただきますね！ (2016年1月5日 14時) (レス) id: f289174465 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 続きが楽しみすぎてやばいです！もしよかったら、私もＳＺの小説を色々書いているので、連載中のものの読者さんになってくださると嬉しいです！ (2016年1月5日 14時) (レス) id: bc7a176764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もるもっと | 作成日時：2016年1月3日 11時
