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恐怖で震える体
ギチギチと力を込められ
拘束された手首の痛み
もうやだ………痛いっっ……
安室さん怖いっ
こんなことなら…近づかなければ
良かった…
恐怖と痛みで思考がぐちゃぐちゃに
なって、泣きそうになった時。
〜カラン〜
ポアロの扉が、静かに開いた。
「……店員が…客襲ってる…」
入って来た人物の声に
パッと振り返って
我に返った安室さん
安室「すみません。…もう閉店で…」
私からやっと離れ
いつもの安室スマイルで対応するが
無視して、ツカツカと
店内に入って来た。
安室「ちょっ！あのっ……」
慌てる安室さんを無視して
私の側に寄って来た。…
安室さんの拘束から
解放された私は
力が抜けて、そのまま
座り込んでしまう
？「大丈夫か……？」
ぐちゃぐちゃな思考の中
聞き慣れた声に
顔を上げると暁が居た。
A「あ……暁……？」
暁「…【やっと呼んだだろ？】
大丈夫…
じゃ無さそうだな……その手…
立てるか？」
大きな手を私の頭に乗せ撫でる
安室「…お知り合いなんですか？」
暁「……答えるつもりはない」
暁は私を立たせて
安室さんを睨む
安室「……！」
暁「……アンタ……
いくら怪しいからって
17歳の…子供に……トラウマになる
ようなことするなよ……
忘れてたのに…
これで、昔のトラウマ
思い出したらどうしてくれるんだ…」
安室さんに顔を近づけ
後半は私に聞こえないように小声で
言ってたけど……聞こえてるからな……
昔のトラウマって……何だろ？
安室「……じゅっ17……さ…い……っ！」
暁の言葉に
私を見て、驚く安室さん。
いつもの安室さんに戻ってるのに
さっきの恐怖が消えてない私は
色の変わった手首を押さえながら
暁の背中に隠れた。
安室さんの目線は
私の手首……
あぁ……私の年齢に驚いたのと同時に
さっきまで自分が掴んでた手首が
こんなになってることにも
驚いてる……のか？
安室「……っ…す…すみません…
つい…夢中で
手首……痛かった…ですよね…」
……まさかの…無自覚？…
A「……っ……あ……れ…？」
急激に…めまいがして…きた。
暁「……もう少し…耐えろ…」
安室「……あの…僕が言うのも…何ですが
手首…の手当てを…」
と安室さんがそっと
私の腕に触れてくるが
A「……ひっ…」
ビクッと体が跳ねた
安室「……」
暁「…帰るぞ…」
暁は、安室さんから私の腕を離して
私を連れて
ポアロを出て家に帰った。
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玖欄(プロフ) - みーさん» ありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。更新、頑張ります。 (2021年12月18日 21時) (
レス) id: 6fb014f278 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - このお話好きです！シリアスめただったりコメディが少し入ったりと読んでいて楽しいです！これからも頑張ってください！応援してます🎌 (2021年12月17日 23時) (レス) @page44 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
玖欄(プロフ) - ゆきよさん» ご指摘ありがとうございます。タグ追加しますね。 (2021年12月17日 8時) (レス) id: 6fb014f278 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきよ - タグ、厳しめ追加した方が良いよ (2021年12月17日 1時) (レス) @page44 id: 0f5c343916 (このIDを非表示/違反報告)
玖欄(プロフ) - リィさん» ありがとうございます。質問の答えですが、はい。夏目友人帳からです(笑)更新頑張ります。 (2021年10月25日 17時) (レス) @page39 id: 6fb014f278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玖欄 | 作成日時：2021年6月11日 1時
