番外1。9 ページ18
＊epilogue＊
拝啓。和君へ。
元気にしてますか？
僕はこの地に来て改めて人生色んな事が起こるんだなと実感しました。
この世は広くて、そして狭い。
生きて行く間には、信じられない現実もやって来るのだと今痛感しております。
詳細はいずれ話す事もあると思いますが、今切実に思っている事は、
君に会いたい。
会って抱き締め、君の体温を感じ君の匂いに包まれ、君のその柔らかな………。
「っつ！ああっ〜！！こんな事書ける訳ねぇだろう！！変態か！………二行消去。」
君に会いたい。
だけど僕にはやらなきゃ行けない事がある。
ここで色々学び感じ成長し、一皮剥けた大人になって君の前に立ちたいと思う。
僕の帰りを待ってて欲しい。
そして
「………いや、流石にまだ早いだろ。来て１ヶ月も経って無いよな。消去………。」
君に会いたい。
君に………。
「あのね、翔さん。」
「何だよ。」
「もう少し軽く書けませんか？」
「書けたら苦労はしない？って。おいっ！見るなよ‼」
「見るなって言うなら俺が帰ってから書きなさいよ。」
「ダメだ。そしたらまた勇気が無くなる。」
「………。」
「だけど今日あの子のメールが無いと俺は死んでしまうかもしれない。」
「大袈裟な。」
「お前なぁ〜！！俺は！俺はお前に…！！」
「はい、はい。すみませんでしたね。だからこうして付き合ってんじゃ無いですか？俺、明日にはここ経つからもっとこの辺見たかったのに。」
「自業自得だ。………君に………」
「ああっ、もう！ほらちょっと貸して下さい。」
「えっ？あっ？！お、おい！」
ピッ
「送信完了。じゃあ、また。今度は日本でですね。」
「えっ？あっ、おい！えっ？マジ？」
送られてしまった………。
「翔さん、夏休みは戻るんですか？」
「………。あ、ああ多分一度は………。」
俺の最初のメール………。
「なら俺も合わせますから、決まったら教えて下さい。」
和君への記念すべき最初のメール………。
「………ああ。」
「また、夏に。」
こうして松本は俺が放心しているうちに去っていった。
それから数分後。
和君から届いたメールは待ち受けにしたい位愛しく、俺はそれから毎日メールを送るのが日課となった。
拝啓、和君へ。
元気にしてますか？
僕は元気に何とかやっています。
海外組の物語、了。
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YUY(プロフ) - 亜希子さん» はじめまして。書き込みありがとうございます。ホントごめんなさい。ある程度は書いてあるのですが、需要と供給を考え楽屋優先になってしまった現状です。出来るだけ早くお届け出来るように頑張ります。また良かったら気軽に来て下さいね。ありがとうございました！！ (2018年10月18日 18時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
亜希子(プロフ) - はじめまして。続きが読みたいです〜(⌒0⌒)／~~ (2018年10月18日 10時) (レス) id: 7fa4b72743 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - はるのさん» いえいえ、こちらこそお待たせしてすみませんでした。去年はね、色々あったからね。(笑)楽屋の合間に書いてく予定ですのでまた良かったら読んで貰えたら幸いです！！ (2017年5月10日 21時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - YUYさん、待ってました〜(´；ω；`)再開嬉しいです。あっちもこっちも素敵なお話でありがとうございます。ご無沙汰して申し訳ありません。これからも楽しみにしています。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 6484d9474a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» いえいえこちらこそ今まで見て頂きありがとうございました。もし良かったら、今後とも宜しくお願いします。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2016年2月15日 15時
