番外1。5 ページ14
＊3＊
「まぁ今知れてラッキーだったんじゃない？」
「どう言う事だよ。」
「月日が過ぎて行く程、送るタイミングが難しくなるからね。………ほら早速送ってみたらどうです？」
「えっ？ああっ………いや、だって………。」
今更何をどう送れば良いのか？
確かにもう俺は送るタイミングを逃していた。だけどそれを素直に告げれる程メンタルは強くはないから、つい「夜中だから後で送るよ」って誤魔化していた。
「………。」
「………何だよ………。」
どうせ俺は臆病者だよ。
まさか自分がここまで好きな相手に何も出来ないなんてこの年になるまで知らなかった。
生きてきた中で最も厄介な問題にぶち当たった感じだ。
それに比べ………。
今こうして見てても、やっぱり男前で。
ただ足を組み替える仕草にも余裕を感じて、一人出遅れた様な焦燥感がしていた。
「いえ。ただ………。」
「？」
「ちょっとホッとしました。」
な、んて？
「俺だけじゃ無かったんだって。」
「………。」
「正直、一番最初に別れたから不安だったんです。何か俺だけ離れたみたいで。」
そう語る松本の顔はつい今さっきまで見せていた余裕のある大人では無かった。
離れて初めて分かる焦燥感と寂寥の日々。
メールをしたい気持ちの片隅で、もしかしたらもう自分は過去の人間として扱われたらと言う思いが、連絡する事を拒んでいた。
声が聴きたくても、もし後ろで楽しそうな笑い声が聴こえたら、果たして自分はどう捉えるか？
懐かしく、戻れたと感じるか？
それとも、疎外された様に思うのか？
そんな事を想像する内に、人は自ら孤独になって行くのかもしれない。
「………なぁ、お前よく連絡したよな。」
だって思いは一緒だったんだろ？
「ああ、違いますよ。和がくれたんです。」
「？！はぁ〜！！ち、ちょっと待て！おいっ！………えっ？………。」
和君から？
ち、ちょっと待て。
だって今、さっき………えっ？
「向こうから掛けて来てくれたんです。」
「………いつ。」
「着いたその日に。」
「はぁ〜！！おおおまっ、ちちょっと待て俺。ついでにお前も。」
「待ちますよ。何時まででも。」
一旦整理しよう。
そうだ、落ち着け自分。
「………っ、はぁ〜。」
「っつ………。」
「笑うのも禁止。」
「いや、それは無理…っククッ………。」
「………。」
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YUY(プロフ) - 亜希子さん» はじめまして。書き込みありがとうございます。ホントごめんなさい。ある程度は書いてあるのですが、需要と供給を考え楽屋優先になってしまった現状です。出来るだけ早くお届け出来るように頑張ります。また良かったら気軽に来て下さいね。ありがとうございました！！ (2018年10月18日 18時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
亜希子(プロフ) - はじめまして。続きが読みたいです〜(⌒0⌒)／~~ (2018年10月18日 10時) (レス) id: 7fa4b72743 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - はるのさん» いえいえ、こちらこそお待たせしてすみませんでした。去年はね、色々あったからね。(笑)楽屋の合間に書いてく予定ですのでまた良かったら読んで貰えたら幸いです！！ (2017年5月10日 21時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - YUYさん、待ってました〜(´；ω；`)再開嬉しいです。あっちもこっちも素敵なお話でありがとうございます。ご無沙汰して申し訳ありません。これからも楽しみにしています。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 6484d9474a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» いえいえこちらこそ今まで見て頂きありがとうございました。もし良かったら、今後とも宜しくお願いします。 (2016年2月25日 21時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2016年2月15日 15時
