in 楽屋裏 4

秘蔵写真。（磁石、にのあい？） ページ48

何時もの楽屋。櫻井は先程から一冊のTV雑誌を開いたままフリーズしていた。

翔(………気になる。すっごく、気になる！！)

雑誌の掲載文字をずっとリピートしている櫻井。内容は某雑誌の相葉二宮の対談であった。

翔(可愛い写真って何だ？何が可愛い？？ニノからの写真………。可愛い？？ニノが撮れる可愛いモノって何だ？)


ガチャ

潤「おはよう………あ、やっぱり。それ気になりますよね。」

翔「おはよう。なぁ、何だと思う？」

潤「さぁ？あの二人だからなぁ〜。まぁ来たら直接聞いてみたらどうです？俺等にまで秘密って事は無いでしょう。」

翔「もし秘密だったら？？」

潤「その時は………。」

思わせ振りな溜めを付ける松本。櫻井は生唾を飲み込んだ。

潤「それこそ、お宝写真ですよ。」

翔「………。」

ガチャ

雅和「おっはようございます〜。」

翔潤「？！お、おはよう………。」

意識を別に取られていたとは言え、扉を開けられるまで気付かなかった二人は驚き声が上擦っていた。

和「何？どうかした？」

潤「いや、二人揃ってた割には静かだったからさ。」

雅「そう？歩きながら写真のやり取りしてたからかなぁ？ねぇ。」

翔潤「！！」

いきなり直球で話題のネタになった事で顔を見合わせる櫻井松本は内容のヒントを探る為、一字一句逃さず耳を傾けた。

和「ねぇ。って相葉さんが先に送って来たんですからね。」

雅「はぁ〜？だってあれは昨日の続きだろ？」

和「昨日は昨日です。駐車場で俺見付けて、『あっ！送り忘れてた。』って。なら後でも良いじゃん。」

雅「いや、だってそれは

放っておいたら永遠続くであろう話には、二人が知りたい内容が中々出てくる様子は無い。

潤「所でさぁ、その写真って何写してんの？グループメールで送りあってたものじゃ無いよねぇ？」

雅和「！！」

雅和「………。」

ピタっと止まった二人。顔を見合わせ、同時に松本に振り返る。

翔潤「………。」

雅和「………。」

再び視線を交わす相葉二宮。

そして、

雅和「………ナイショ。」

可愛く人差し指を唇の前で立てたのだった。



後日。同楽屋。

和「あっ！ラッキー、翔ちゃんの寝顔ゲット！！この間のリーダーの寝顔といい勝負！」

こっそりシャッターを押すと、相葉の元へと送るのだった。

嵐さんオフショット集。

二人が密かに送りあっている写真集のタイトルである事はまだ誰も知らない。

終わり。

ページ調整で短くてスミマセン！

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