in 楽屋裏 4

グループメールの使用法続き ページ45

雅和「おはようございます………。」

挨拶だけは忘れない。

二人の脇に立つのは櫻井松本。
大野は少し離れた場所から苦笑している。
大野がこっそり送った二人の形相から『怒られる』と悟った二人が擦り付けを始めた。
つまり二人も薄々はあの写真は迷惑なのではと頭の隅でちょっとだけ考えていたのだ。

翔「おはよう。で、先ずは廊下であんな風に言い合ってたら迷惑。もういい大人何だから分かるでしょ？」

雅和「………はい。ごめんなさい。」

廊下での威勢は微塵も無く垂れ耳ワンコが２匹。
顔を下げ、上目使いで脇の二人をキョロキョロ。ちっちゃくなって次のお説教を待つ二人の姿は怒られている兄弟そのもで、はっきり正すつもりだった二人の挙も萎え笑うしかなかった。

智「まぁまぁ、もういいじゃん。」

潤「そうですね。…で、一体何言い合ってたの？って言うか、あの写真は何？」

和「あの写真は相葉さんが最初っ

雅「だから！あれは絶対お前が最初に

和「いいえ、相葉さんからです。」

雅「違いますぅ。」

翔「ちょっとストップ！」

雅和「はい。」

翔「あのね、こちらサイドとしてはどちらからでもいいわけ。知りたいのはあの写真の意味。何なの？アレ？」

雅和「意味？」

見合わせる二人。同時に小首をコテンと倒した。

智翔潤「………。」

雅和「？意味？」

智翔潤「………。」

雅和「………？？？」

翔「っつダァ〜！！」

潤「終わり終わり！はい、もう終了！悩んだ我々がバカでした！！」

翔「ああっ！この二人が揃って真面目にリアクションするなんて無かったんだよ〜！真剣に考えて損したぁ〜！」

雅和「？？？えっ？」

潤「あのね、出来たらで良いんだけどさ。二人でやる時は別でやってくれない？」

翔「そうね。それぁ良い。分かった？」

和「二人だけの場合はダメなのね。」

翔「いや、ダメじゃ無いけど。二人でしか分からない内容届いても我々対処出来ないからさ。」

雅和「分かった。二人の時はそうする。」

智「ん、ふふっ。」

こうして何やら訳の分からない写真騒ぎの真意は不明のままだが、一件落着となった。

………かの様に思われたのだが………。


数日後。

翔潤「ああっ！リーダーが混じってる〜！」

嵐さんの決まり事。

多数決。

今年もこうして可笑しく進んで行く事だろう。


終わり！



はい、にのあいちゃんでした。
ラジオを聞いた後の雑誌内容に、今年もこの二人のやり取りが楽しみ。

紅白（大宮、にのあい）→←グループメールの使用法（にのあい）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す