in 楽屋裏 4

CM2続き ページ33

櫻井の上で肩口に顎を乗せたままキョトンとする二宮。
ちょっと心配気に沈んだ声に三人も顔を見合わせた。

和「あ〜ばさん？ねぇ、あ〜ばさん………。」

翔「何やってんだ？あいつ……。」

智「寝てんじゃ無いの？」

潤「………っとに。ニノ扉開けるよ。」

和「ん、いい俺が開ける………。」

しょんぼり二宮。ワンコの耳と尻尾が垂れ下がりふらふらしながらも扉の前に。三人もそれとなく二宮の体を支えつつ様子を伺った。

和「あ〜ばさん？？開けますよ〜。」

ガチャ

和「………。」

翔「どう？いる？」

和「ん。ねてる………。ねぇ、あ〜ばさん起きてくらさいよぅ。こんな所で寝ちゃらめれすよ！」

壁に凭れ寝ている相葉の前にしゃがんでペチペチと遠慮無く頬を叩く二宮。

雅「………。」

和「あ〜ばさん！おきて！ねぇ………あ〜ばさん？ねぇ！！」

一向に起きない相葉の様子に不安になる二宮。相葉の肩を大きく揺すってみるのだが反応が無く、段々二宮の声が涙声に変わっていった。

因みに他の三人には相葉が寝たフリをしている事は一目瞭然。完全に酔った二宮だけが気付けない状態に、三人は興味深く成り行きを見守る事にした。

和「あ〜ばさん、あ〜ばさんってっつ…ぐしっ………ねぇあ〜ばさん…あ〜ば………。」

徐々に小さくなる声に、片目をそっと開いて伺う相葉。しかし項垂れてる二宮は気付かない。
廊下にペタリと座り込みぐしっと鼻をすすり上げる二宮。腕で涙を拭う様子に四人の良心が痛んだ。

雅「あ〜あニノごめん！嘘嘘ねぇ、ニノちゃんごめん！！」

飛び起きて二宮の頭を抱く相葉。
よしよしとしゃくり上げる二宮の背中を撫でひた謝り。

雅「あ〜本当ごめん！ニノが悪戯すると思ったから逆に脅かしちゃっただけだから！本当ごめん！ねぇ〜ニノ泣かないでぇよぅ〜。」

和「んんっ、らってあ〜ばさん死んじゃったかと思ったらっつ、ぐしっううっ………。」

雅「わぁ〜本当ごめんなさい！わぁ〜ん、ニノ〜泣き止んでよぅ〜！！わぁ〜ん。」

二宮の体を抱き締めながら実は相当酔っていた相葉も吊られ泣きを始めたのだった。

和「あ〜ばさんのバカァ〜！！」

雅「あ〜ん、俺のバカバカバカ！！」

智翔潤「………。」

スタッフ「………あの〜どうかしましたか？」

智翔潤「いえお構い無く。いつものジャレ合いですから。」



おわり。

キリンさん。本当に〜今後も宜しくお願いします！！もうキリンしか飲まないから！(笑)

御眼鏡（にのあい＋オール）→←CM2（にのあい）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す