in 楽屋裏 4

CM2（にのあい） ページ32

キリンさんCM忘年会編終了後の楽屋。
またまた完全酔っ払いニノちゃんが出来上がり、今日は相葉兄ちゃんと盛り上がっていた。

和「あ〜ばさん、ほら3・2・1キュー！！」

雅「はい、こちらは嵐さんの楽屋前に来ています。」

和「あ〜ばさん、それじゃあニュースじゃ無くて、レポーターれすって。おまけにもう楽屋の中入っちゃってますよぅ〜。」

ふにゃふにゃ笑ながらもしっかり突っ込む二宮。しかし相葉を指差してるつもりだろうが、完全外れている。
もう止せば良いのにまた新しい缶を開ける二宮。そのまま缶に口を付け呑み出していた。
口の端からこぼれても大丈夫！
以前の夜会同様タオルを結んで直ぐ拭けるようにして完全飲み会一直線。
おまけに今回テンションアゲアゲ相葉兄ちゃんまでもがノる気だから始末に終えない。
何せベタ甘三人トリオに止める選択肢はおらず、視線を交わしながらも苦笑いで二人の様子を見守っていた。

雅「あ、そっか。えっ、じゃあ楽屋出れば良いのか？」

翔「いや、出たらそれこそレポーっ？！モゴモゴ………

咄嗟に櫻井の口を塞ぐ二宮。勢い余って櫻井に乗り上げ状態である事は無論無意識である。そんな体を然り気無く引き寄せ、櫻井はふにゃふにゃ二宮を抱え込み、二宮はその体制でほにゃと笑顔。

和「いったらダメれすって！それじゃあ、あ〜ばさん、楽屋の外出てレッツゴーです！！」

櫻井の肩口から扉を指差し相葉を促した。

雅「わっかりました！！ニュースキャスター相葉、今からレポートいたします！！」

あ、因みにマイクは楽屋にあった雑誌を丸めたものである。
それを片手に敬礼してから相葉は楽屋の外へ出たのであった。

パタン

智翔潤「………。」

和「………んーっと、よっ…とっと……

櫻井の上から降りようとしてよろける二宮。
その体を支えると二宮がイヤイヤし出した。

翔「ん？何？どうしたいの？？」

和「んっとねっ、とびら、締めるの。あ〜ばさん、入って来れなくてワタワタなのれす！にゃはっ。」

心底嬉しそうに破顔する二宮。
どうにかして扉の鍵を締めに行こうともがく二宮の様子に、櫻井が目で松本を促した。

潤「………あ〜あ、知らないよぅ〜。相葉君ごめんね。」

和「にゃははっ、わ〜い、ほらもう直ぐあ〜ばさんがあ〜ばさんれ、あ〜ばさんになって来るのれす！！」

のだが………。

智翔和潤「………。」

智翔和潤「………。」

和「あれ？あ〜ばさ〜ん？」

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