in 楽屋裏 4

フェチ？（にのあい） ページ28

とあるコンサート終了後の楽屋。

智「今日も最高コンボ。すっごく！可愛かったよ。」

和「大野さんこそ、かっこよすぎて見惚れちゃいましたよ。」

と、毎度毎度の大宮ちゃん。
席はあるのに、何故か一緒のソファーに座りほわほわムード全開のいちゃいちゃ中。

そんな二人とは対称的な三人は、疲れた様子でぐったり。
しかしまだ比較的消耗の少ない櫻井が二人の間に入った。

翔「ニノ〜、俺のはどうだった？」

和「う〜ん、あの無駄に太い二の腕の動きは流石翔さんですよねぇ〜。あれで何で力が弱いか不思議で…。だけど、うん！あの腕はやっぱり良いよねぇ〜。」

うっとり櫻井の二の腕を見つめる二宮。
櫻井は筋肉痛の腕を上げると、はち切れそうな筋肉でボディービルポーズを披露した。
そんな様子をじっと眺める松本。
一通りポージングが終了したのを確認してから自らの体を見下ろし、したり顔の松本。
綺麗に引き締まった体は何処を見ても問題なく、松本は意気揚々と次の声を掛けるのだった。

潤「ニノ、ニノ〜俺の方が需要のある筋肉よ。誰かさんと違って毎日鍛えてるからね。」

和「うん！今日も本当凄かったよ！どんどん登ってく所なんて腕の筋肉だけじゃ無理だよねぇ。本当、全身使ってるって感じでさ。流石松本潤！！ってね。また惚れ直しちゃう。」

潤「本当〜？！ニノなら何時でもOKだよぅ〜。この本物の二の腕で腕枕なんてどう？？」

と、ソファーに寝転び下にした腕を伸ばし、開いた前にポンポンと誘う松本。
勿論、超イケメンスマイル＋熱いウィンクは忘れない。
体でおいでおいでと誘われ、二宮は松本の席にちょこんとお座り。
綺麗に引き締まった手足をムニムニ触って感触を確かめる。
多分きっと他の誰かにされたら怒るであろう、松本も興味津々な様子で窺う二宮になすがままされていた。

和「………う〜ん。でもJは元々鍛えてたから結構見慣れてんのよ。」

智翔潤「！！」

そう言って二宮の見つめる先には、相葉の姿。
まるで燃え尽きた明日のジ〇ーのような格好で一人呆けて背中を向けている。

和「………。」

そのしなやかに伸びた手足は無駄なお肉は一切なく、綺麗に形を形成した筋肉組織が窺える。
また、縦に広い背中は服越しからでもはっきり分かる背筋が細いだけじゃ無い力強さが滲み出ていた。

立ち上がる二宮。
見つめられてる事に気付かない相葉の背中を抱き締めた。

智翔潤「！！！」

雅「？何？どうかした？」

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