ぐっさんラジオ1(磁石+オール) ページ21
翔「マズイ。これは本格的にマズイ状況だ。」
櫻井は何時もの楽屋で一人頭を抱えた。
翔「くそっ、俺はどうすれば?!」
ガチャ
和「あ、翔ちゃんおはよ〜。今日はまた一段と寒いねぇ〜。」
鼻の頭を真っ赤にして入ってきた二宮。
グルグルマフラーで口元まで隠し、寒さで上がったままの肩から伸びる先は勿論ちっちゃな指がちょこんと覗くだけ。
お気に入りのリュックを席に下ろして、マフラーと上着を脱いでも袖から見えるのはやっぱり指先だけ。
その指でお袖をキュッと掴んで、まだ寒いのか口元に持ってゆけば、可愛らしいお口でハァ〜ッ、と息を吹き掛ける。
翔「………。」
それをジッと見つめる櫻井の視線に、二宮はキョトンとしてからニッコリスマイル。
両手を伸ばすと、暖かそうな櫻井の頬を包んでまたまたニッコリ。
翔「!!」
朝から速攻撃沈した櫻井だった。
和「翔ちゃんおはよ。何か元気無いけどどうしたの?」
翔「………。えっ?あっ?………そっそうか?」
いや、ただ単に見惚れていただけだとは言えない櫻井。しかし今日の二宮。何時にも増して可愛さ爆発に見慣れている筈の櫻井も赤面でまともに目を合わせられないでいた。
和「ん。何?俺に話せない事?」
頬を包んだまま顔を近付ける二宮に、櫻井の自尊心が崩れそうになる。
………が、ここは楽屋だ。他のメンバーが何時来るかもしれない現状に櫻井は気持ちを保ち二宮の両手を掴んで下ろさせた。
翔「俺は大丈夫。何も悩んでいないよ。」
そう。悩みはこの愛らしいがあざとく、人たらしな二宮の事だけ。それを本人に相談出来る筈は無い。
櫻井は優しく微笑みながら紳士的に二宮の手をそっと解いた。
翔(そう。これで良い。この気持ちは俺の胸に仕舞っておけば…。)
和「あ、そうなんだ。てっきり翔さんも俺と山口君との事が心配なのかと思った。」
翔「!!えっ?」
ちょっと淋しそうに呟く二宮。
ワンコモード突入だが、櫻井はそれより言葉に反応していた。
翔「『も』?えっ?何、どうゆう意味?」
和「ん。何か昨日、山口君がラジオ?で話したんでしょ?俺との事。」
翔「あ、うん。」
和「そしたらね、あのリーダーがだよ。速攻メールしてきてさ。ビックリしてたら今度は相葉さんが電話してきてそのまま合流。晩飯食って帰ってそろそろお風呂沸かそうとしてたら最後に松本さん。」
翔「………。」
あんぐり口が開く櫻井。その姿をチラリと見てから二宮は言葉を続けた。
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YUY(プロフ) - エイニノさん» 初めまして。見て頂きありがとうございます。いや~本当可愛かったですよね。今も直ぐ隣にあります。(笑)またお暇な時にでも覗いて見て頂ければ幸いです。書き込みありがとうございました。 (2016年2月27日 23時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
エイニノ(プロフ) - 初めまして!いつも楽しみにしています。あたしもあの某雑誌は有無を言わず手に入れて、今は毎日めくってます。色々と書いて下さいね♪ (2016年2月27日 12時) (携帯から) (レス) id: 8b0e32d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - さーじゅさん» 初めてまして。楽しんで頂けて幸いです。下らないものばかりですが、彼等がいちゃついてる限りネタになりますので(笑)これからも宜しくお願いします。先ずは今日のしやがれですね♪今から楽しみ。 (2016年1月30日 9時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
さーじゅ - 初めまして、in楽屋裏大好きで全部読ませていただいてます!でもおもしろすぎて止まらなくなってしまうので、1日1話ずつ読んでいやされています(*´ω`*)更新楽しみにしてます! (2016年1月29日 16時) (レス) id: f6c0bc4a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YUY | 作成日時:2016年1月23日 10時