in 楽屋裏 5

バレンタイン。続き ページ20

ガチャ！！

翔潤「…はぁ！はぁ！！おはよう！！」

意味の無い、彼の待つ楽屋への競争はイーブンに終わった。

智雅和「………おはよ。」

荒い息を付く二人をキョトンと見上げる三人。
よく見れば、机の角に固まり何やら三人でおやつタイムの様だ。

ホールのチョコケーキをカットせず、三方から一斉にフォークで刺すと、何故だか互いの口に持って行き食べさせる。

和「はい、次はリーダー。あ〜ん。」

智「ん。っふふ。………おいち。」

雅「ニノちゃんも、あ〜ん。」

智「相葉君も一緒に、はい。」

二人で同時にパクリ。口に端にチョコを付けニッコリスマイル。

シンプルな楽屋であるはずだが、二人の目にはお花畑が広がり辺りは蝶々が舞い、挙げ句に穏やかなオーケストラまでが幻聴で聞こえていた。

翔潤「………。」

ニコニコ笑い合う三人。
再びケーキを取ると違う相手の口に運んでまたまた、あ〜ん。

パクッ。

ニッコ。

ふわ〜ん。

完全女子会…いや、乙女？妖精？ファンタジーの空間が仕上がっているのであった。

翔「ま、負けたぁ〜！！」

潤「………完敗です。」

汗だくで崩れ落ちる二人。
一瞬にして、勝敗は決したのだった。

が？

雅「ねぇ、ねぇ、二人も食べないの？」

智「美味しいよ、これ。」

和「ね、絶対皆好きだと思ったの。」

翔潤「？！これ、ニノが買ったの？」

和「うん。だから、はい！あ〜ん！！」

大きく取ったケーキを差し出す二宮。
しかしモノは１つだ！

どちらが先に辿り着けるのか？
頑張れ、櫻井松本。

まだ勝敗は決していないぞ？



おわり。(笑)

お約束のバレンタインネタ。
コンサートのチョコケーキが頭を離れなかった。(笑)勿論飲み物はハーブティーで。

１日早くてスミマセン！

ぐっさんラジオ1（磁石＋オール）→←バレンタイン。（オール？）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す