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バレンタイン。(オール?) ページ19

何時もの楽屋へと行く途中。
櫻井と松本が居合わせていた。

潤「今日だけは幾ら貴方であろうとも、譲れませんから。」

翔「それはこっちの台詞。こちらはそれなりに準備だってしてきたつもりだから。」

意気込む二人。
普段の穏やか仲良しメンバーであるが、今日だけは静かなる闘志を隠しもせず、二人は肩を並べ長い廊下を歩いて行く。

綺麗に並んだ二人。見事に歩幅から足の上がる高さまでシンクロしている所は流石である。おまけに曲がる時の角度から手の動きまで合わさる二人。
しかしそこでも既に葛藤は行われていたのだ。

然り気無くスピードを上げる二人。
ゴールは勿論、彼の居る(+他二人)楽屋。

因みに本日は2月の14日である。

そう世間一般いや、彼等にとっても大切な1日である。

潤「…何を…したんです?」

翔「ん、まぁ昨日は丁度キネマの授賞式だったからな。その辺だよ。お前は?」

徐々に加速する二人。お互い1歩リードを望み加速しているのだが、その速度までが同じ為、未だ二人はシンクロ状態。
表情も前を見ているだけに見えるが隠れた所では額には汗が浮かび上がっている。
また速度を上げ1歩が広がった。

潤「っつ!…は、流石抜かりは…っつ、ありませんねっ!私も昨日は無理でしたが、ここに。あ、メールでお祝いはしましたけどね。」

翔「そこは、最低ラインだろ?俺なんて、決まった日にも送ったからな。」

潤「私もです。」

二人は同時に口の端を上げ、視線を交わし頷いた。

息が上がってくる二人。
しかしまだゴールは先である。
階段を昇る二人。エレベーターを選ばなかったのはやはり自分こそがのアピールか?
正直無駄な事ではあるが、メンバー内ではストイック且真面目な二人である。
こんな所でも負けたく無い思いが自然と階段を選んでいた。

足早に駆け上がる櫻井に対し、足の長さをアピールするかの様に一段外しで上がる松本。
加速は更に増し、殆ど駆け足状態で二人は楽屋のある階へと上り詰めた。

翔「…はぁ、はぁんんっ、やるな…」

潤「…はぁ、いや、貴方こそ。んっ、はぁ。」

視線で互いを讃える二人。
しかし今からが真剣勝負。
目付きがガラリと変わった。

同時にダッシュを掛ける。
駆ける駆ける!!

楽屋の扉が見えた。
同時に手を伸ばす二人。
ドアノブを同時に掴んだ!!

ガチャ!!

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YUY(プロフ) - エイニノさん» 初めまして。見て頂きありがとうございます。いや~本当可愛かったですよね。今も直ぐ隣にあります。(笑)またお暇な時にでも覗いて見て頂ければ幸いです。書き込みありがとうございました。 (2016年2月27日 23時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
エイニノ(プロフ) - 初めまして!いつも楽しみにしています。あたしもあの某雑誌は有無を言わず手に入れて、今は毎日めくってます。色々と書いて下さいね♪ (2016年2月27日 12時) (携帯から) (レス) id: 8b0e32d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - さーじゅさん» 初めてまして。楽しんで頂けて幸いです。下らないものばかりですが、彼等がいちゃついてる限りネタになりますので(笑)これからも宜しくお願いします。先ずは今日のしやがれですね♪今から楽しみ。 (2016年1月30日 9時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
さーじゅ - 初めまして、in楽屋裏大好きで全部読ませていただいてます!でもおもしろすぎて止まらなくなってしまうので、1日1話ずつ読んでいやされています(*´ω`*)更新楽しみにしてます! (2016年1月29日 16時) (レス) id: f6c0bc4a9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:YUY | 作成日時:2016年1月23日 10時

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