ワイプ。(大宮) ページ13
しやがれ終了後の楽屋。
本日もまた楽屋の中はひっそりと着替えを始める嵐さん達。
出来る事ならさっさと帰りたいが、如何せんまだ午後の撮影が残っている。
今回の当事者以外は気にはしながらも返す言葉は持ち合わせておらず、心の中でぼやくだけに留めていた。
翔雅潤(せめて午後の撮影時にしてくれれば良かったのに…。)と。
智「………ん、もう、ね。終わった事なんだし機嫌直してよね。」
和「別に私の機嫌は元からこうです。第一。」
智「??」
和「まだ終るの所か始まってもいないじゃないですか………。これから3ヶ月位?ずっと一緒で仲良くなっちゃえば良いんですよ!」
振り向き様に良い放つ二宮。
そう話は今度の連ドラヒロイン御披露目Vであった。
一応メンバーには知らされていたから、Vの始めは何時も通りだった。
が、しかし!!
ヒロインが現れ、室内撮影に変わった辺りから空気は徐々に重くなっていく。
最初に気付いたのは左隣の櫻井。
不穏な空気が右側から漂い、咄嗟に振り向けば、はそを尖らせ鋭い視線で見つめる二宮。
瞬きもせず、じっとモニターを見つめるその横顔は白く、中性的な綺麗なだけに恐怖さえ感じられ、櫻井は無意識に椅子を少し放していた。
翔「………。」
気も漫ろでモニターに視線を向ける櫻井。
下手に関わってしまったらどんなとばっちりがやってくるか分からない。
乙女?心は難しいのである。
せめてこれ以上二宮を刺激する場面が無い事を願っていたのだが、櫻井の気持ちに反し大野の態度はゲストプッシュ体制。
あの普段自ら喋らない人間が、それは今度のドラマの設定の如くゲストに対し話して和ませようとしている。
まぁ、当然と言えば当然である。
あちらはゲスト、まして年令的にも年下。当たり前だが女性。
大野がリードするのが筋である。
だが、しかし!!
またまた言うが、乙女??心は難しい。
仕方がないと頭で分かっていても心はモヤモヤ、怒りが沸々、視線は鋭く頬はプックリ。
お好み焼きを一緒に返す頃には、不穏な空気は色濃く染まり停滞し濃密化して、スタジオゲストだけで無く端に居る相葉松本にまでその空気が伝わっていた。
雅潤「………。」
分からない程度に視線で会話をする三人。
それに、然り気無く察するゲストの方々。
三人は目で彼等に謝り、早くこの地獄の終わりを待つのであった。
そして無事Vは終了。
既にステージだけでは無く、観覧席の子達にまでその空気は伝わっていた。
和「………。」
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YUY(プロフ) - エイニノさん» 初めまして。見て頂きありがとうございます。いや~本当可愛かったですよね。今も直ぐ隣にあります。(笑)またお暇な時にでも覗いて見て頂ければ幸いです。書き込みありがとうございました。 (2016年2月27日 23時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
エイニノ(プロフ) - 初めまして!いつも楽しみにしています。あたしもあの某雑誌は有無を言わず手に入れて、今は毎日めくってます。色々と書いて下さいね♪ (2016年2月27日 12時) (携帯から) (レス) id: 8b0e32d0b5 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - さーじゅさん» 初めてまして。楽しんで頂けて幸いです。下らないものばかりですが、彼等がいちゃついてる限りネタになりますので(笑)これからも宜しくお願いします。先ずは今日のしやがれですね♪今から楽しみ。 (2016年1月30日 9時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
さーじゅ - 初めまして、in楽屋裏大好きで全部読ませていただいてます!でもおもしろすぎて止まらなくなってしまうので、1日1話ずつ読んでいやされています(*´ω`*)更新楽しみにしてます! (2016年1月29日 16時) (レス) id: f6c0bc4a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YUY | 作成日時:2016年1月23日 10時