キラ星5 ページ5
「だぁから、さっきのこの紙の赤い印ん処が、かずの土地。言っとくけど1200坪もあるんだからね」
「いや、そもそも1200坪ってどんなもんか分かんないし、貰ってもどうして良いのか…」
「えー、住むに決まってるじゃん。だってね、じゃ〜ん！！」
もう一枚同じ物を出す大野さん。
なんかさ、…この後の展開が丸わかりなんですけど…。
「これが俺の。ほら、お隣さん」
…やっぱり…。
「いや、お隣とか、そう言う問題じゃなくて、ですね…、根本的に月ですよ、月。住める訳ないじゃ、ないですか？」
「それは分かんないよ。今は無理でも10年、20年先にはどうなってるかさ」
………。少し以外だった。
貴方の口からそんな未来の話が出るなんて。
同時にとても嬉しかった。
貴方の口から、そんな未来にも俺と言う人間を住まわせてくれている事を。
「だからさ、バースデープレゼント。貰ってくれる？」
「…あっ、はい…頂きますけど、バースデープレゼントを貰うのは貴方であって…」
「うん、だから今貰った」
「はい？」
「和がそれを受け取った事」
「………。」
「おいらの欲しいのはね、和とずっと、ずっーと一緒に居られる時間だけ。後は別に要らない。欲しいものは大概自分で買えるけど、でもさ、和の時間は和にしか使えない訳じゃん。例えさそれが本当は無理な事だとしてもだよ。ここでね、今10年後、20年後の口約束だけでも出来るのってさ、最高のプレゼントだと思わない？」
「…っつ、とに、貴方って人は…」
俺は多分嬉しくて恥ずかしくて、何だかよく分からない位胸が苦しくて、顔が兎に角熱くて、膝を抱えてそこへ埋めた。
だって今俺、絶対顔真っ赤だよ。
泣きそうになった。
泣いてたかもしれない。
そんな俺を見つめてるであろう貴方の微笑み。
…見なくても分かってます。
そうやって俺が落ち着くまで貴方はフンワリ微笑んで、ただそこで俺を見ててくれる。
「…和君。」
耳元で囁いて、そっと頭を撫でてくれて…、包むように抱き寄せてくれて…。
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YUY(プロフ) - 汐さん» 見て頂きありがとうございます。うん、イメージ的に真面目な子ほど、分からないんじゃないかな？って。(笑)後半も後５日ですね。待ってて頂ければ幸いです。たまには明るいの書きたくて。(笑)あの子が楽しそうなのが一番！感想ありがとうございました！！ (2015年6月12日 6時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - ああー、翔潤の慌てっぷりもかわいいけど、大野さん相葉さんのわかっちゃうかんじもまた、愛を感じますね…！やっと来た、あの子のお誕生日、楽しく読ませていただいてます。 (2015年6月11日 23時) (レス) id: 9e1bb7f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2014年11月25日 15時
