誰そ彼の月8 ページ28
「…翔さん…明日、仕事は？」
小さく欠伸を噛み殺しながら訊過ねる。
斜め前でやっぱり少し眠そう瞳の翔さんが気怠げにグラスの中味を煽りながら答えた。
「…ん？昼過ぎに入れば大丈夫。」
「…じゃあ今日はこのまま泊まってて下さい。…で明日、ちょっとだけ付き合って下さい。」
貴方に渡さなきゃいけないものがあるから。
「…ん、良いよ。でも珍しいな、ニノが誘うなんてさ。何処行くの？」
楽しそうに笑いながら訊ねてくる。
でもそれはまだ内緒。
明日のお楽しみ。
「フフ…それは秘密です。でもその代わり…」
その代わり、今日のお詫びとそして今日のお礼に…。
俺はゆっくり腕を伸ばすと翔さんの頬に唇を落とした。
明日、渡すプレゼントの一部として。
「遅れましたが、…翔さん。お誕生おめでとうございます…。」
終わり
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YUY(プロフ) - 汐さん» 見て頂きありがとうございます。うん、イメージ的に真面目な子ほど、分からないんじゃないかな？って。(笑)後半も後５日ですね。待ってて頂ければ幸いです。たまには明るいの書きたくて。(笑)あの子が楽しそうなのが一番！感想ありがとうございました！！ (2015年6月12日 6時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - ああー、翔潤の慌てっぷりもかわいいけど、大野さん相葉さんのわかっちゃうかんじもまた、愛を感じますね…！やっと来た、あの子のお誕生日、楽しく読ませていただいてます。 (2015年6月11日 23時) (レス) id: 9e1bb7f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2014年11月25日 15時
