誰そ彼の月6 ページ26
「…しっかしさぁ、マジで普通４日も食わずゲームするか？」
再び俺はベッドの住人。翔さんはベッドの俺の足元で向かい合う形で座った。
「いや、最初はお腹減ったなぁ〜って思ったんだけどね、途中から忘れちゃって。」
「普通は忘れないんだよ！とに、お前の集中力がはんぱねぇの知ってっけど………。事務所にこれから三日以上仕事空けないよう言っとくか？」
「えぇ〜！それヤダよ〜！本当、もうしません！だからね、翔ちゃん赦して！！」
「………本当に？」
「約束する。………多分………。」
「………やっぱ、言っとくわ、」
「あぁ〜！嘘です！約束します！もう絶対しません！気を付けます！！」
「………。」
まだ俺は信じてないぞって目を向けてくる。
…確かに俺が貴方の立場でもそう思います。
だから布団にしっかり額を付けて謝るしかない訳で、そしたらやっと勘弁してくれたと言うより、諦めてくれた？
「ねっ、本当に今日はごめんなさい！」
「っ分かったよ。これから三日以上ある時は俺が電話する。出なかったらなぁ〜」
「………はい？」
「一緒に住むからな！」
「………えっ？」
一瞬耳を疑ってマジマジ翔さんの顔を見つめたら、言った本人がびっくりしたようすで戸惑って、顔を真っ赤に染め上げた。
咄嗟に出ちゃったんだろうね。
首まで真っ赤になって目を反らす様子に目を離さずいたら、意を決したのか？がばっと顔を上げて言葉を続けたんだ。
「…本当に………さ。住むのはあれとしても………、鍵渡す気無い？」
「…………。」
「や、ほらその、またこんな場合にさ、直ぐ対応出来るってーか………。」
口籠る翔さん。そして俺。
言ってる意味は確かで最もで、おまけに翔さんなら渡しても俺の事分かって無闇に入る事無いと思うから良いんだけどね、咄嗟に答える事が出来ず戸惑っていたら、慌てたように立ち上がって翔さんは、
「俺、予約してた所にテイクアウト出来るか聞いてくる。」
って家を飛び出して行ったんだ。
「………。」
こんな時どうすれば良いんでしょうね。
うーん。
あまりにいきなりの展開で俺の頭はフリーズ状態。あっ、今まで体全部フリーズしてたか？
放心したまま寝転がり天井を見上げる。
今日は本当申し訳なかったしね。貴方が本当に心配してくれるの分かってるからね。
それにさ、うん、そうだよね。
そう、多分言われた時点で答は決まってんだよ、俺…。
誕生日プレゼント、決まったよね。
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YUY(プロフ) - 汐さん» 見て頂きありがとうございます。うん、イメージ的に真面目な子ほど、分からないんじゃないかな？って。(笑)後半も後５日ですね。待ってて頂ければ幸いです。たまには明るいの書きたくて。(笑)あの子が楽しそうなのが一番！感想ありがとうございました！！ (2015年6月12日 6時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - ああー、翔潤の慌てっぷりもかわいいけど、大野さん相葉さんのわかっちゃうかんじもまた、愛を感じますね…！やっと来た、あの子のお誕生日、楽しく読ませていただいてます。 (2015年6月11日 23時) (レス) id: 9e1bb7f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2014年11月25日 15時
