キラ星 3 ページ3
「ふふ、それじゃ、かんぱ〜い！」
「…はい、乾杯。」
相変わらず上機嫌な大野さん。
何か良いことでもあったのかしらね？
そうとう酔ってるみたいだし、それまで飲んでた「誰か」とかな？って思ったら、なんかね、こっちはテンション下がっちゃいますよね、やっぱり。
こうなったらさっさと酔わせて眠らせちゃうのが正解？
仕方無く自分もグラスの中味を飲み干した。
…あ、そう言えばお昼食べてから何も入れてなかった事を思い出した。
空きっ腹に入れたワインは、何時もビールとは違ってモロにアルコールが入ってくる感じ。
一方、大野さんは相変わらずご機嫌な様子で鼻唄なんて唄いながら、買ってきた物を机に並べていた。
惣菜から乾きものまで、いったいどんだけ食べるんですか？って感じ。
挙げ句にお決まりのケーキって…。
「…俺、それは食べませんからね…」
…生クリーム一杯で、見てるだけでも胸焼けしてくる。
「…うん、分かってるよ〜」
機嫌良く空になったグラスにワインが注がれる。本当に何がそんなに嬉しかったのかしらね？やっぱりここへくる前、誰かから祝ってもらってたんですよね。
…。でもさっき「待ってても来ないから」って言ってたような…？あれ？
「大野さん、今日はやけにご機嫌ですけど、何か良いことでもあったんですか？」
「ふふふ、うん、あった。聞きたい？」
「…あ、えっと…」
聞きたくない。
貴方が今まで誰かといた事なんて…。
でも俺のそんな気持ちなんてお構いなしで、貴方は持ってきた袋の中からけっこう大きなものを取り出した。
「ハッピーバースデー！」
出したものを俺に差し出す。
「いや、だからそれは貴方の方ですから…」
「うん、だからプレゼント！！」
「…ですから反対ですってば…」
…もう、何がなんだか…。
「良いの。ね、開けてみて…。」
そう言って渡された物はB4サイズがすっぽり入る厚紙で出来た封筒だった。
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YUY(プロフ) - 汐さん» 見て頂きありがとうございます。うん、イメージ的に真面目な子ほど、分からないんじゃないかな？って。(笑)後半も後５日ですね。待ってて頂ければ幸いです。たまには明るいの書きたくて。(笑)あの子が楽しそうなのが一番！感想ありがとうございました！！ (2015年6月12日 6時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - ああー、翔潤の慌てっぷりもかわいいけど、大野さん相葉さんのわかっちゃうかんじもまた、愛を感じますね…！やっと来た、あの子のお誕生日、楽しく読ませていただいてます。 (2015年6月11日 23時) (レス) id: 9e1bb7f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2014年11月25日 15時
