キラ星 2 ページ2
急いでオートロックを開ければ、「待っててね〜」ってモニター越しにキスの真似をする大野さん。
そうとう酔ってますね、あれは。
今まで誰かと飲んでたのだろうか？
でもまだ9時だよ…。
今からでしょう、普通は…。
そんな事を考えている内に玄関先で音がした。
やけに早く無いですか？
勝手に入って来た貴方は、何故か両手一杯荷物を持ち、ご機嫌な様子でニコニコしていた。
「エレベーター来ないから、階段で来ちゃったよ」
「………。」
…だからやけに早かったんですね。
「ハッピーバースデー！」
「…いえ、それは貴方の方ですから…」
「うん。だからさ、ハッピーバースデー俺！」
「………。はい、おめでとうございます。…で？」
だって今まで誰かに祝ってて貰ってたんでしょ。
なら家になんて来なくていいのに…。
「…だっていくら待っても連絡無いからさ。俺が来ちゃったよ」
「…は？俺、約束なんてしてません…よね？」
…だってもし断られたら嫌だから…。
「うん。でも俺はかずとしたかったの」
………！？えっ？
「「したかったの」って、もし俺が居なかったらどうするつもりだったんですか？」
「ああ、大丈夫。しっかりマネージャーさんに確認とって来たから。」
「………、いや、そう言う問題じゃ…」
「…いーじゃん、いーじゃん。かず君は居たわけだし…」
そう言いながら、勝手に人の台所で食器を取りだし始めた。
「…あの、何する…」
「バースデーパーティー」
「は？」
「だ・か・ら、おいらのバースデーパーティー。どうせ和ん家行っても何にも無いだろうからさ、全部持参しちゃいましたよ〜」
って、ふにゃって笑ながら大野のさんはボトルのワインを掲げるのだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YUY(プロフ) - 汐さん» 見て頂きありがとうございます。うん、イメージ的に真面目な子ほど、分からないんじゃないかな？って。(笑)後半も後５日ですね。待ってて頂ければ幸いです。たまには明るいの書きたくて。(笑)あの子が楽しそうなのが一番！感想ありがとうございました！！ (2015年6月12日 6時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - ああー、翔潤の慌てっぷりもかわいいけど、大野さん相葉さんのわかっちゃうかんじもまた、愛を感じますね…！やっと来た、あの子のお誕生日、楽しく読ませていただいてます。 (2015年6月11日 23時) (レス) id: 9e1bb7f1b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：YUY
| 作成日時：2014年11月25日 15時
