手料理。ワンコと御主人様 ページ3
和「白菜いっぱいザクザクザク♪ついでにニラもザクザクザク♪♪」
ワンコはフサフサ尻尾をフリフリさせながら歌うように台所に立っていた。
雅「ニノちゃん何作ってるの？」
和「んっ、ふふっ内緒です。あっ、相葉さんそこの生姜刻んで下さい。」
雅「うん、分かった。」
そう言ってワンコの御主人様は普段スーパーで売っているコロリとした生姜の入った袋を取り出すと、迷いなく刻み始めた。
普通ならどれだけ刻めば良いか迷いそうなものだが、御主人様は躊躇わずザクザクザクとかなり大きな生姜の塊を刻み続け、またワンコも止める事なく自らの作業を続けた。
和「♪♪♪次はこの挽き肉を。ドーンっ！」
と、ワンコは冷蔵庫から取り出した挽き肉のパックを迷わず総て、白菜とニラの入ったボウルの中へ勢いよく放り込む。
するとその様子を見ていた御主人は包丁を一旦置いて、
雅「ねぇねぇニノちゃん、この間使った春雨が少し残ってるんだけど入れない？」
と、御主人は棚から春雨の残りを出すとワンコが「うん」と言う前に熱湯で戻し始めるのだった。
和「…相葉さん、何作るか分かってます？」
雅「餃子じゃないの？」
和「…。シュウマイかもしれないし、春雨なら春巻きって線もありますよ。」
雅「う〜ん、でも餃子でしょ？」
何の確証がある訳では無いが、御主人様の言葉に戸惑いは無い。
と言うか、普通なら今までの物凄く大雑把な行程も御主人様からしたら戸惑う事は無く、なんならこのまま餃子の皮を取り出して、包み始めようかとさえ思っていた位である。
和「…。じゃあシュウマイで。」
雅「ええっ、だってもう春雨もどしちゃったし。」
和「餃子なら春雨入れて良いんですか？」
雅「旨いかもしれないよ。」
和「ならシュウマイはどうして美味しくないって言えるんです？」
雅「だって餃子は皮で全部包むから良いけど、シュウマイだと上の方にニョロニョロが顔を出すかもしれないよ。」
なんか嫌じゃない？
そう告げる御主人様の言葉にワンコは毛を逆立ててから、何も言わず餃子の皮を冷蔵庫から取り出すのだった。
雅「ニノちゃん味付けは？」
和「オイスター2秒で。」
雅「了解。」
こうして晩飯は完成した。
間違いなく相手が『彼』であるから成り立つ行程であった。
終わり。
Twitterより。
やっぱり餃子と言えば…。
尻尾風。ワンコと御主人様。→←命を賭けても！！上→赤？(笑)蔵出し
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» アニメ化？か？とかもありますが、何にしても楽しみ過ぎるますね。いや〜早くビジュアルを見たいですよね。 (3月7日 19時) (
レス) @page26 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 情報解禁は遅くなるでしょうが、楽しみですねぇ。アクションがある妖精だと嬉しいなwww (3月7日 17時) (レス) @page26 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» 流石にあのタオルを剥ぎ取ろうとする行為はアウトでしょう。(笑)また中丸君の「危ない危ない」がいい味出してくれてましたよね。 (2月17日 15時) (レス) @page25 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - きゃー卍危うし、気をつけて〜！それにしても毎朝のWおはよ〜と温泉でのイタズラ。翔ちゃんが心配するのも仕方がないかな。藻屑になった後、復活出来るかなぁ… (2月16日 21時) (レス) @page25 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» こちらこそ。ジタバタを見た瞬間にワンコが毛を逆撫でてジタバタしてる姿を想像してました。(笑)ジタバタニノちゃんを見てみたい。 (1月11日 22時) (レス) @page22 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2023年6月17日 12時
