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黒「俺はあの人の事を託されたんだよ。ノゴーン・ベキに。」
黒須はそう告げた。
正確には託された訳ではなかったが、この時点で彼はまだテントの根本を理解出来ていなかった為そう解釈した。
マタ「…ベキ様が？」
黒「…ああ。」
マタとシチは顔を見合わせた。
黒須と言う人物が仲間を裏切らない誠実な人間であり、またこれからノコルが行う事業において誰よりも頼もしい人物である事は理解している。
だがしかし。
シチ「本当のほんと〜うに！！ベキ様がお前にノコル様の事を頼んだんだな？」
シチは１度間が出来た間を再び詰め寄った。
黒「そっ、そうだ。」
二人のただならぬ様子に黒須は一瞬戸惑ったが、１度頷いた以上撤回したらやっと受け入れられた関係がまた最初に戻ってしまう。それだけは避けたい。
もう後戻りは出来ない。
黒須はそう判断し肝を据え二人に視線を戻すのであった。
二人「…。」
黒須の迷い無いの吹っ切れた視線に二人は何かを感じとったらしい。
マタ「…そうか。」
そう溜め息を吐き出し遠くを見るマタ。
シチ「確かにおかしいと思ったんだよ。あのベキ様が態々このような輩をノコル様の元へ置いてくなんて。」
そう言って苦虫を潰したように顔を歪めるシチ。
黒(なんなんだ？いったい…？)
黒須はノコルの時と同じく意味がさっぱり理解出来なくなった。
実際今後の事業において必要なノウハウを持つ自分が残る事は当然の成り行きだと思われる。
話をしてみるとノコルの知識はかなり片寄っており、あまりに未熟であった。
これから一人で開発事業を行う事は到底無理であると同時にこの組織の特異性からしても直ぐ専門家を呼び寄せる事や速やかな商談も難しい。(特にあのノコルの仏頂面では。)
またこの厳しい世界に身を起きながらもノコルは信じられない程に純粋であった。
「抜けている。」そう形容してもおかしくない程、大切に育てられ過ぎていた。
表舞台に立ち、後々国を背負って行くノコルに犯罪歴を付けさせない様にしたのは正解だ。だが初めて出会った時、彼は銃を簡単に奪われていた。
きっとそれは自分の背中が危険に晒された事がなかったのだろう。いや、危険があっても必ず助けがあったから今のノコルが居る。
ノゴーン・ベキの生い立ちから如何にノコルと言う存在が大切であったかは理解出来る。
だが。
黒(異常過ぎる。)
そして彼はテント裏の本質を知る事となる。
続く。
黒ノコが見たい！！
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» アニメ化？か？とかもありますが、何にしても楽しみ過ぎるますね。いや〜早くビジュアルを見たいですよね。 (3月7日 19時) (
レス) @page26 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 情報解禁は遅くなるでしょうが、楽しみですねぇ。アクションがある妖精だと嬉しいなwww (3月7日 17時) (レス) @page26 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» 流石にあのタオルを剥ぎ取ろうとする行為はアウトでしょう。(笑)また中丸君の「危ない危ない」がいい味出してくれてましたよね。 (2月17日 15時) (レス) @page25 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - きゃー卍危うし、気をつけて〜！それにしても毎朝のWおはよ〜と温泉でのイタズラ。翔ちゃんが心配するのも仕方がないかな。藻屑になった後、復活出来るかなぁ… (2月16日 21時) (レス) @page25 id: 9add11b86c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» こちらこそ。ジタバタを見た瞬間にワンコが毛を逆撫でてジタバタしてる姿を想像してました。(笑)ジタバタニノちゃんを見てみたい。 (1月11日 22時) (レス) @page22 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2023年6月17日 12時
