in 楽屋裏

メシ？4紫×黄 ページ15

いつもの楽屋。
いつもの二宮。
そしていつもの如くその様子を眺める松本。しかしふと思い出した松本はバッグの中からスナック菓子の袋を取り出し、二宮の居る座敷の方へ。

潤「さっき新商品のお菓子貰ったんだけど、食べる？なんかさぁ、好きそうなやつだったからさ。」

カサカサと袋を振ると興味を示した二宮がゲームを置いて松本の元へ寄って来る。

潤「食べる？」

和「うん」

しっぽがあったら絶対振り切れんばかりだろう様子に松本は笑いを堪えながら、お菓子の袋の口を引っ張った。
…が、なかなか開かない。何度か場所を微妙に代えても一向に開かない強情な袋に苛つき出す松本。
多分きっと何時もなら諦めて放り投げる所だが、今は目の前に興味津々な様子で行儀よくお座りして待ってる仔犬ならぬ、二宮が居る訳で、松本はありったけの力で袋の口を引っ張るのだった。

バァ〜ン！バラバラバラ…。

勢いよく破裂したスナック菓子の袋。
一斉に中身が松本の身体中に降り注ぐ。

和「わぁ〜！」

潤「あっ………。」

あまりの勢いにびっくりして固まる二人。
数秒間フリーズし、お互い眼を合わせる。

和「潤君、力ありすぎ！」

笑い出す二宮。その様子を見てバツの悪そうな顔で「 ごめん…」と謝る松本。
頭を下げると、お菓子がパラパラ。床に転がるのを見た二宮、突然松本の体の上に乗り上げた。

潤「えっ？な、何？」

和「潤君ストップ！お菓子落ちちゃう！」

そう言って胸の上に落ちてる菓子を口でそのままパクン。

和「うん、あっ、美味しいよこれ」

そう言ってまた松本の体に散らばる菓子の一つをパクンとくわえ、さらには顔にかかった菓子のカスをペロッ。

ガチャ

翔「………。え〜と、これは…。」

雅「…復讐？逆襲？」

智「おお、やっちゃえ、やっちゃえ！」

翔「…で、お答えは？」

潤「ん〜と、………棚からぼた餅？」






おわり！(潤君ごめんよネタ2)

だぁ~れだ？（櫻宮）→←メシ3 紫×黄

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す