二月。2 ページ45
「…雅紀、頼むぞ。」
翔ちゃんは食べ終えた食器を洗うと、俺の肩をポンッと叩いた。
「うん。分かってる。先生もさ和君が可愛くて仕方無いみたいで甘甘だからね。」
「「「！！！」」」
三人が一斉に振り向いた。
「ちょっと待って！それが一番の問題だ。野郎か？女か？いやどちらにしても…」
「大丈夫だって。先生もう定年過ぎたお爺ちゃんだから。」
「い〜や！男に年令は関係無い！」
「うん。そう思う。」
「和〜、路上教習中何かに変な事されて無いだろうなぁ。」
「大丈夫だって。じいちゃん………
何時もの心配症バカ兄弟会話は置いておくとして。そう、今俺と和君は車の免許を取りに行っている。
既に仮免教習に入り、順調にいけば来月頭には取れる筈だ。
最初に切り出したのは和君からだった。
「俺さ、今のうちに免許取った方が良いよね？」と、突然言い出したのが１月も落ち着いた頃。
やっと日常に馴れて来たとは言え、正直あの時誰も直ぐ賛成する事は出来なかった。
「………まだ取らなくても良いんじゃない？必要な時は俺が運転するから。」
やんわり反対した大野さんに俺達も賛同。
確かに車があれば便利だ。特にこれから二人が行く場所を考えたら、必要不可欠だろう。
だけどまだ当分寒い日は続くし、風邪も流行って来ている。
やはり今で無くとも。と、思ったのだが。
「う〜ん、でも病院行く度送って貰うのも悪いし、これからの事考えたら。」
「それは大丈夫だよ。ついでに買い出しや、配達も出来るからって奥さんとも話は済んでるから。」
「………うん。でもね、」
そう言って取り出したのは講習手続きの書類で、既に書類は揃って準備は仕上がっていた。
「いつの間に？」
一人での外出はしていない筈。
「うん、前に…。ほら潤君が行ってた頃にね。
どんなかな？って………見に行った事があったんだ。だけどどうして良いか分からなくて、講習所の前でウロウロしてたら、パンフから申込書まで全部くれて『何時でもお待ちしてますよ。』って………。」
言いながらちょっとずつ小さくなってゆく和君。顔が下徐々にを向き上、目使いで「ダメ？」何て子犬みたいな瞳で呟かれては、正直「ダメ！」と言える訳は無かった。
「………。」
四人ともきっと同じ顔してたよね。
そんな俺達に、和君は更に愛らしく心配無いからと、アピールを始めた。
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YUY(プロフ) - はるのさん» いえいえ。(笑)本当年末年始は嵐さんの番組だけでも大変でしたよね。うちのサーバー壊れちゃうんじゃないかってハラハラしてました。(笑)また良かったら今年も宜しくお願いします。 (2016年1月8日 4時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - こんにちは。12月バタバタで感想書かずにごめんなさい。あ〜よかったよかったと一人納得していました(笑)あっという間の12月が終わり、もう1月ですね。今年もよろしくお願いします。わくわくの1月、楽しみにしています。 (2016年1月7日 11時) (レス) id: 4606a2649a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - はるのさん» やっとご本人さんに近い感じの性格になりました。(笑)やっぱりね、人たらしを書きたい。(笑)今週中には十二月終わらせますので、またその後にでも覗いて見て下さい！(笑) (2015年12月9日 14時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - 来た♪来た♪12月♪♪と思ってたら、あらあら素敵な流れwうんうんいい男になってくるよね、3人とも。だけど不機嫌な智父さんも面白い。今まで悲しい思いをした分、和くんに笑ってほしいですよね。意地悪がでるくらい素直になることが出来てうれしいです。 (2015年12月9日 10時) (レス) id: 8cf8fc1a3e (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ぽんすけさん» ありがとうございます。私もまさか伝えるとは。(笑)もっと後の予定が気付いたら書いてました。(笑)お陰でこの先が不安ですが(笑)引き続き良かったらよろしくお願いします。 (2015年11月12日 22時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2015年10月14日 13時
