十二月5 ページ35
「………。」
「正直、医者を目指すとかってもっとカッコいい台詞吐きたかったけど。やっぱそこまで他人の命を受け止めるだけの度胸は無いし、だって嫌だろ？好きな相手から断られるのが怖くて逃げてばかりいた臆病者なんてさ。」
「そんな事無いです。カッコいいですよ。」
「………。」
「今の翔さん、凄くカッコいいです。………惚れ直しちゃいました。」
いえ、本当はずっと貴方のその直向きな姿勢と行動力には憧れていた。
聡明で明るく、常に先頭で引っ張る力。
どれを取っても俺には無いものばかりだ。
「………本当に？」
「はい！あ、でも一緒には行けませんよ。」
「あ、ああそれは分かってる。………なぁ和。」
「はい？」
「待っててくれないか？あ、いや…見てて欲しいと言うか………。」
「………。」
「断られてるのは承知だけど…待ってて欲しいんだ。これから色々吸収して一人前の男になるのを………。」
「………翔さん。でも俺………
「あ、うん。分かってる。だけどさ、やっぱ諦めたくない。だってまだ俺等何も始まって無い気がするんだ。確かに大野さんと一緒に住むことにしたんだろうけどさ。…でもまだ正式に交わした訳じゃ無いんだろ？」
「えっ？」
「だったらさ！まだ
「「ちょっと待った！！」」
「雅紀、潤？！」
何時から居たのか全然気が付かなかった。
両手に料理やお皿を持って二人は一斉に声を上げると、ツカツカと翔さんの前で立ち止まった。
「抜け駆けはダメっしょ？」
「本当だよ翔ちゃん！三人で折角話し合ったのに一人で勝手に言っちゃうなんてさ。」
「………三人で？」
何だか流れが一変した。
「そうそう。俺等ずっと冷たい廊下で待っててやったんですよ。」
「なのに抜け駆けはズルいよねぇ〜。」
相葉さんと潤君は持って来たお皿を机に乗せると、改めて翔さんに向き合った。
「悪い！つい流れでさ………。」
「だからって、この場を譲った俺等を差し置いてそれは無いでしょう。」
「本当、確かに！ごめん！！俺が悪かった。」
「………あのぅ〜。」
ひとしきり翔さんが頭を下げた事でキリが付いたみたいだったから、俺は遠慮がちに声を掛けた。
だって何だか凄い話になってきてるんですけど……。
そしたら三人揃って昔有った合コン番組みたいな雰囲気で畏まって振り返ったんだ。
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YUY(プロフ) - はるのさん» いえいえ。(笑)本当年末年始は嵐さんの番組だけでも大変でしたよね。うちのサーバー壊れちゃうんじゃないかってハラハラしてました。(笑)また良かったら今年も宜しくお願いします。 (2016年1月8日 4時) (
レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - こんにちは。12月バタバタで感想書かずにごめんなさい。あ〜よかったよかったと一人納得していました(笑)あっという間の12月が終わり、もう1月ですね。今年もよろしくお願いします。わくわくの1月、楽しみにしています。 (2016年1月7日 11時) (レス) id: 4606a2649a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - はるのさん» やっとご本人さんに近い感じの性格になりました。(笑)やっぱりね、人たらしを書きたい。(笑)今週中には十二月終わらせますので、またその後にでも覗いて見て下さい！(笑) (2015年12月9日 14時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
はるの(プロフ) - 来た♪来た♪12月♪♪と思ってたら、あらあら素敵な流れwうんうんいい男になってくるよね、3人とも。だけど不機嫌な智父さんも面白い。今まで悲しい思いをした分、和くんに笑ってほしいですよね。意地悪がでるくらい素直になることが出来てうれしいです。 (2015年12月9日 10時) (レス) id: 8cf8fc1a3e (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ぽんすけさん» ありがとうございます。私もまさか伝えるとは。(笑)もっと後の予定が気付いたら書いてました。(笑)お陰でこの先が不安ですが(笑)引き続き良かったらよろしくお願いします。 (2015年11月12日 22時) (レス) id: dde059238c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2015年10月14日 13時
