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特別な日。緑黄 ページ42

ある日の夜。

雅「ニ〜ノ〜ちゃん、来週

和「ダメです。予定ありますから。」

二宮は相葉の言葉を最後まで聞くことなく断った。

雅「えぇ〜来週ずっとダメなの?」

和「そうですね、なんならもう明日からずっとダメですから。」

はっきりきっぱり告げる二宮に相葉は頬を膨らませた。

雅「何それぇ?じゃあこの間近々飯行こうって話はどうするんだよ。」

和「知りませんよ、そんな事…。」

雅「…。」

あまりに素っ気ない態度の様子に、相葉は二宮の横顔をまじまじと窺うと、綺麗に筋の通った高い鼻と細く形の良い顎のラインは何時もと変わりなかったが。

雅「ねぇ、何怒ってんの?」

和「…別に怒ってなんていませんよ。」

雅「うそだぁ。絶対怒ってんじゃん。」

そう。横から見るとよく分かる綺麗な通ったラインより、一際高く尖っていたのは薄い唇だったのである。

大人になってお互いウソも上手くなったと思ったが(「相葉さんは上手くなってませんから。」by二宮)こういった所は昔から変わりなく分かりやすい。
未だにしらを切ろうと素知らぬ様子を決め込む横顔に、相葉は無性に腹立たしくも愛らしく、その触らなくても分かる柔らかい頬をつねるのだった。

和「っつ、何すんだよ。」

雅「ニノちゃん。」

そう呼んでも目を合わせない二宮。
これは完全に怒っている証であり、本人ももうそれを誤魔化すつもりが無いらしい。
怒ってると言うよりは拗ねている?普段は飄々としているクセに、こうなると途端に捨てられワンコとなる二宮に相葉は観念するしか無いのであった。

和「…何?」

雅「ごめんなさい。」

和「?」

雅「分かんないけど俺が何かしたんだよね?」

和「…。」

雅「ね、謝るから何に怒ってるか教えて。」

だって本当に心当たりはなかった。
何せお互い忙しくて会う事さえ久々だったから。

和「…から。」

雅「ん?」

和「なんで一言言ってくれなかったんだよっ。」

雅「へ?」

和「スキースノボーツアー。」

今年に入って相葉は親友の小峠だけでなく、櫻井にも連絡をし、3人で仲良くスキースノボーツアーをしていた事を二宮はTVを通して知ったのであった。

続き→←小部屋の真相。赤→黄



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作品ジャンル:タレント
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» それに気付いた瞬間、卍は東京湾へと…。(笑)結構山田君もラブラブですよね。でも山田君相手だと翔さん諦めそうだ。(笑) (2022年7月18日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 風磨君、何気にボディタッチ多い気がします。ゆっちさんには口で言いながらもタッチは少なめですよね?翔ちゃん。これはひょっとするかもよ???笑 (2022年7月18日 15時) (レス) @page48 id: d7d6200281 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» あの丸椅子に座ってユラユラ動くおもちゃが欲しい。ズラッと並ばせたい。ね、まず足を見て一回目が終わり、2回目で内容を楽しむ感じだよね。 (2022年7月6日 15時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノ短パン!にあたしも夏到来!を感じましたがあの丸椅子でこちょこちょ動かれると話しの内容が入ってこない…サスペンダー宮もざわついてましたね! (2022年7月6日 13時) (レス) @page46 id: 4f78027906 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» 相葉さんも和君まぁ君でしたよね。(笑)そうか!つまりは翔さんだけが和呼び出来て無いのか!!(笑)名前で呼ぶと一気にラブラブ感でますよね!! (2022年6月24日 21時) (レス) @page44 id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:YUY | 作成日時:2022年1月30日 9時

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