in 楽屋裏と外9

選択。赤→黄 卍黄？？ ページ37

風「どんな？」

翔(っ、)

風「主役ってなんですか？」

翔(プチっ)

風「それで言うと5分前位から飽きてます。」

翔「卍ぃぃ〜！！」

櫻井は咆哮した。

翔「俺は確かに頼んだ。これから俺がニノの隣にいる事は出来ないから、代わりによろしく頼む。そうは言ったが…。」

それはニノに近付こうとする悪漢から守ってくれ。ああ見えて寂しがり屋だからかまってやってくれ。一人で色々背負って考え込む性格だからフォローし、もし悩んでる様なら俺に教えてくれ。

そう言う意味であったのだが。

翔「だれが、俺のポジションをやれ！なんて言ったぁぁ〜！！！」

櫻井は再び咆哮したのであった。

それは24時間テレビとコラボ企画動画を見た時の事である。
以前からちょいちょい卍の言葉選び、ツッコミ方が自分に似てきたと感じていた櫻井。
それが積み重なった頃、この動画を見てしまったのである。

そして。

風「それで言うと5分前位から飽きてます。」

この、完全に『俺が一番二宮君の事を理解してます。』的な発言に、とうとう櫻井は爆発したのである。

そこは自分の指定席であった。
確かにメンバーそれぞれ『俺が一番』の指定席はあったが、事『二宮を理解している』マウントを取るのは自分であったと自負している。
いや、今後もそこだけは譲るつもりは無かった。だから休止中でも出来るだけ番組に出てもらえるよう配慮していたのだ。
そして日夜、二宮の事だけを考え思ってきた櫻井からしたら、いくら離れていてもその場所だけは譲らない。そう決心していたのだが。

翔「卍ぃぃ〜！！そこは俺のポジションだ！確かに今一番ニノと一緒に居るのはお前かもしれないが、まだ総時間数じゃ負けていないし何より、ニノの事を一番理解してるのは俺だぁ〜！！」

櫻井はそれを本人にも言おうとスマホを手にした時。

風「あれ二宮君専用の小部屋ですか？」

翔「へ？」

ストップ。巻き戻し。

風「二宮君専用のナゾの小部屋なんです。」

翔「…どう言う事だ…？」

俺はそんな場所があるなんて一度も聞いた事は無い。しかし菊池は知っていた。その事実は櫻井にとってショックであったし、マウントを取ってきた菊池に対し怒りが込み上げたのだが…。

翔「…小部屋。知りたい…。」

櫻井は究極の選択を選ぶ事になるのだった。

マウントに対する注意か、それとも敗けを認め小部屋についての話を聞くか？

櫻井は悩むのであった。


続く。

小部屋。(笑)

最高視聴率おめでとう〜！！

目的は？赤→黄→←その先。（マイファミリー6話後）

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