祝。赤黄 ページ34
うちの翔ちゃん
うちの翔ちゃん
うちの…。
うち…。
翔「うちの翔ちゃん…。」
櫻井の頭の中で、その言葉だけが鳴り響いた。
それは二宮のラジオベイストを聞いていた時の事。確か口笛についての話であったが、そんな事は関係ない。ただ、二宮が「翔ちゃん」だけでなく「うちの」を付けた事で櫻井の脳内はお花畠へと移動したのである。
今頭の中で浮かんでいる情景は郊外に建てられた一軒家の庭先。
真っ白なヒラヒラエプロンを付けた二宮が、洗濯を干している姿を櫻井は新聞片手で眺めていた。キラキラと木漏れ日が刺す光の中に佇む二宮。彼は一段落した時、櫻井の視線を感じて振り返るのであった。
和「？…翔ちゃん？」
翔「ん？何？どうかした？」
和「ううん、ただ翔ちゃんの視線を感じたから…。」
と、意味も無く頬を染める二宮の様子に櫻井はフッと口の端を上げ微笑むのであった。
翔「うん。可愛いニノの姿を見てた。」
和「っつ？！翔ちゃんっ！！」
翔「え？何？見てちゃダメだった？」
和「そ、そんな事…は、無いけど…。」
面と向かって言われては恥ずかしくたじろいてしまう二宮。耳を真っ赤に染め俯き、それからちょっとだけ顔を上げてからの上目使い。
伸びたはそがまた愛らしく、櫻井は庭へと駆け出すと二宮を背中から抱き締めるのであった。
翔「ニノっ。」
和「っ？！しょおちゃんっ？」
二宮の肩に顔を埋めた櫻井の鼻孔を擽るのは洗剤の香り。自分と同じ匂いに櫻井は幸せを噛み締めた。
翔「ニノ…。」
和「翔ちゃん？どうし
翔「ずっと。」
和「…。」
翔「ずっとこうしたかったんだ。ずっと、」
和「翔ちゃん…。」
翔「ニノ。」
和「ん？」
翔「俺は今とても幸せだ…。」
和「…うん。」
翔「ニノは？」
和「俺は…。」
胸前で交差する櫻井の手に自分の手を合わせる二宮。彼はちょっと間を置いてから…。
彼「…お相手は嵐のカズナリニノミヤでした。」
翔「？！え？！あっ！！………。」
二宮からの答えを聞く前にラジオが終わりを告げ、櫻井の意識は現実に引き戻されたのである。
翔「…ニノ〜…。」
和「…。」
壁に貼られた二宮等身大ポスター(特注品)は櫻井に返事を返す事は無いである。
翔「ニノ〜会いたいよ〜、ニノ〜。」
櫻井翔38才。未だ二宮の一言で夢見る事の出来る男であった。
終わり。
ベイストより。
翔ちゃんおめでとう〜！！(笑)
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ひらっち(プロフ) - 宝くじの件、あったよ！ベイストで相葉くんと今年買うか相談するとか昔言ってた。確かにニノちゃんは待てる人なのよね。 (2020年5月25日 13時) (
レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» 本当一人狭い場所でしたよね。運動するならもう少し広い場所にしてあげて欲しかった。まぁ、対岸に相葉さんが居たら無理でしょうけどね。(爆)ニノちゃんのガッツポーズが毎回可愛くてお気にいりでした。(笑) (2020年5月22日 4時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - にのちゃん、ほとんど笑わないで集中して覚えてましたねー。覚えの早さには脱帽。まさか、同じ部屋だったとは。だから、あんな仕切りがあったのね。ww (2020年5月21日 18時) (レス) id: b2bd56270d (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ケイ♪さん» ありがとうございます。丁度マナブでオンラインゲームをやったって話たから「おっ！ニノちゃんとやったかな？」って思ったんですよね。(笑)同時に昔何かでヤバイサイトに飛んだ話を思い出してこうなっちゃいました。(笑)これからも良かったら覗いてやってください。 (2020年5月21日 17時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ケイ♪(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます＾＾一緒のにのあいのやりとり（笑）一人にしとくと危ないってセリフに以前お正月ににのが危ないからって相葉君を迎えに行ったのを思い出しちゃいました。これからも応援しとります (2020年5月21日 15時) (レス) id: 92022f748a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2020年3月31日 13時
