お返し。（蔵出し？）緑黄 ページ42
雅「ニノちゃんにはやっぱ…。」
相葉は悩んだ末。一番最初に考えたていた物を手に取りお店を後にしたのである。
雅「問題はニノちゃんにこの意味伝わるかなぁ？」
買ってきた物を眺めては考える相葉。
これは一月前に戴いたチョコレートのお礼。
そう、その日はホワイトデーの前日。
最初は残る物の方が良いかとも考えたが、調べてみると本命にはキャンデーが一般的らしい。意味は「貴方に好意があります。貴方が好きです。」である。
現実としてその意味を二宮が知っているとは思えないが、それならそれでもいい。
自分だけが知って渡すのも悪く無い。何時か二宮が知った時どんな反応をするかを想像するだけでも楽しみな相葉であった。
そして当日。
相葉は渡す機会を窺っていた。
やはり二人の時の方が良いだろう。もしかしたらあのチョコは自分だけにくれたものかもしれないからだ。
そしてその時間はかなり早く訪れた。
相葉は三人が居なくなったのを確認すると徐にバッグから袋を取り出して二宮の前に差し出した。
和「？何？」
雅「ん、この間貰ったののお返し。」
和「？」
そう言われても最初はピンと来なかった二宮。お返しと言うのだからくれるのだろう。
二宮は迷わず包みを開けてみたのである。
和「え？」
中に入っていたのは手の平に収まる位の箱がひとつ。上にはリボンが飾り付けられ、ジュエリーボックスの様に窺えた。
雅「凄く綺麗だったんだよね。開けてみて。」
和「え？いや、でも…。」
これじゃ完全にプロポーズじゃないか。
よくよく考えれば、こんな形をした箱にはよく指輪が入っている。
それより少し大きく紙で出来ているが、中にリングケースが納められているなら納得である。
そして「お返し」の言葉で今日がホワイトデーである事に気付いた二宮は、瞬間湯沸し器の様に湯気を吹き出し、真っ赤になったのである。
雅「わぁ、ニノちゃん大丈夫？」
和「あ、相葉しゃん？」
雅「ん？」
ニコニコと優しい瞳で見つめる相葉に、二宮はどう返事をして良いか迷っていた。
まさかこんなモノがお返しで返ってくるとは想像していなかった二宮。
きっと開けたら返事を言うべきだろう。
しかし今は待機中とは言え仕事の場である。
こんな所でプロポーズ。
もし開いて本当に指輪が出て来たらどうしたら良いのだろう。
二宮の頭の中は完全にパニック状態となっていたのである。
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YUY(プロフ) - ちえさんさん» ほんと。逆に相葉さん相手にしないとニノちゃんを負けさせる事は出来ないと思うから、どんどんぶつけて欲しいんだよなぁ。(笑)負けて悄気るワンコが見たいので。 (2020年3月29日 4時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - ババ嵐。本当ににのちゃんは相葉さんがいなかったら強いですよねー。解説わんこしか見れないのは寂しいですが、相葉愛が見れるなら我慢します。(笑) (2020年3月28日 20時) (レス) id: 1d9f1ca27f (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» そうか！相葉さんは顔を隠してニノちゃんはしずかちゃん巻きで相葉さんの何を守るんだよね。(笑) その姿で闊歩して欲しい。(笑) (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» きっと相葉さんの何を守る為に忠犬となって頑張ってるのでしょう！ (2020年3月24日 18時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - ニノ…まさか、しずかちゃん巻きしてないでしょうねww (2020年3月24日 17時) (レス) id: ee1a7aadec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2020年2月15日 13時
