あれから10年。赤黄 ページ7
10年前の昨日は山田太郎物語の初回であった。
翔「そっかぁ、あれから10年も経ったのか。」
櫻井は一人懐古していた。
翔「あの頃のニノは兎に角何でも「翔ちゃん、翔ちゃん！」って可愛かったよなぁ。」
ムフフと笑みが溢れる櫻井。
蕩けて落ちそうなホッペを両手で押え、一人夢見心地に浸っていた。
翔「毎日同じスタジオ入って、毎日同じ制服着てさ、飯だって毎日一緒に食べて。」
甦るは幸せに満ちた懐しい毎日。
二宮のまだ今よりあどけない笑顔。(櫻井フィルター当社比＋100％)
翔「あいつ、自分が嫌いなモノは全部俺の口に放り込んでさ…。」
餌付けされてるペットの様に次々放り込まれ、お腹一杯でありながらも幸せそうな笑顔の櫻井。
隣で机に落としてしまったモノまでこっそり放り込んでいるが、そこは見なかった事にしよう。
翔「そうそう！ニノのちっちゃいお手てモキュモキュさせながらよくカメラに撮してたよなぁ。」
櫻井、大のお気に入りハンバーグお手て。
メンバーの手をあれほど嬉しそうに自慢する仲間も珍しいだろうが、これは現実である。
翔「ああ〜、だけどなんつっても、やっぱ民子だよなぁ〜！！」
櫻井は今日一番の声で叫んだ。
翔「あの細い足。可愛かったよなぁ〜。ああ、チクショウ。何であん時俺は何もしなかったんだよっ！あの！あの！ニノのメイド姿だぞっ！今なら間違いなく撮影終了と同時に連れ去って………。」
＊
翔「ニノっ………。」
櫻井は自宅にメイド姿の二宮を連れ込むと、そのまま寝室へと直行した。
和「翔ちゃん？何？どうしたの急に？」
カチャン。
寝室の鍵をロックする櫻井。
困惑しながらも微笑んでいた二宮の顔から笑みが消えた。
翔「ニノ。」
和「………翔ちゃん？どうしたの？」
櫻井が一歩近付くと一歩下がる二宮。
しかし直ぐ大きなベッドに阻まれ二宮は不安気に櫻井を見上げた。
大きな瞳が二宮をじっと見つめている。
その瞳の中に潜む暗い闇に二宮の体は微かに震える。
出逢ってから一度も見たことの無い表情に、二宮は得も知れない恐怖を感じた。
翔「ニノ…。」
低く喉の奥から絞り出した様な声に二宮は逃げようとしたが、阻んだベッドの上にしゃがむ格好となってしまう。
咄嗟に左右を確認する二宮。
しかし何処にも逃げ場は無く、再び櫻井に視線を向けようと思った時にはもう遅かった。
和「っつ？！」
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YUY(プロフ) - ひらっちさん» あれは可愛かったよね。新しいおもちゃを手に入れ遊びたくて仕方の無い弟と、それに付き合うお兄ちゃん。三人の中でもにのあいは兄弟なのかな？って。(笑) (2017年8月4日 13時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - こんにちは。相葉さんとのゲームはこんな感じでワンコやったんだろうな〜って思いました。後の御3人もにのあいを見守る姿度々ありますよね。あれすきだわー (2017年8月4日 10時) (レス) id: 40235d3223 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» そうなんですね。なんかTV見てるだけだと二宮さんより、四人が勝つことに必死？いや、相葉さんか？(笑)もうしがみつくしか無いって感じでしたよね。無事で良かったよ。今日のVSも最高でした！髪切ったばかりで幼さ全開で可愛かった！ (2017年7月13日 21時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 本場の奥様運びって、障害物競争なんですね。バトン代わりに受け渡されるのとどっちが過酷なんだろう・・・。にのちゃん、大阪でハジケた分、東京は真面目に頑張ったのかなー？ (2017年7月13日 18時) (レス) id: f89740a95a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» 行ってきます！ね、あの話ならその後もやれそうだよね。金とスケジュールの問題除けば。(笑)問題はそこだよね。三人合わせたら高そう。(笑) (2017年7月8日 4時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2017年7月2日 13時
