癖を知るには。赤黄 ページ15
櫻井は悩んだ。本当に悩んだ。
もしかしたら今までで一番悩んだかもしれない位悩んだ。
だけど誘惑にはどうしても勝てなかった。
『ニノにあの最弱ジャケットを着せる。』
誘惑に敵う筈はなかった。
翔「ごめんよ〜、でもでも！どうしてもあの白いジャケットを着せて(櫻井が)帽子を被らせ(櫻井が)極め付！あのちっちゃなお手てに槍を持たせたい(勿論櫻井の手から)だから！！」
櫻井は決意するのであった。
翔「今日だけはニノの敵になる！」
と。その為には。
翔「やはりニノの癖をまず知らなくては。」
櫻井は今までの経験を元に、相手の癖を見つける事だと思い付いたのである。
そして、BABA嵐当日の楽屋。
櫻井は二宮が来た時から、チラチラと然り気無く決して気付かれない様、新聞の隙間や、スマホ越しに二宮を監視した。
翔(ニノだって同じ人間だ。絶対癖はある筈。)
ちょこんと椅子に座る二宮。早速スマホを用意するが、まずは隣で呆けている大野の膝をガッと掴んで挨拶をすると、何も無かったかのようにゲームを始めた。
翔(まずリーダーにちょっかいを出す。)
これは癖と言うより日課に近いであろう。
放っておくとそのまま精神が肉体に戻らなくなりそうな大野を定期的に呼び戻しているのかもしれない。
案の定、ビクッと弾んだ大野の意識は肉体に戻り釣り雑誌を手を伸ばした。
二宮はそんな大野を目の端で捉え口の端を上げるとそのままゲームへと戻った。
翔「………。」
それからの動きに変化は見られず、櫻井はどうしたものかと思案していると。
和「翔ちゃん。」
二宮は急に内股の両手頬杖を付いて櫻井をキュルリンとした瞳で見上げていた。
翔「えっ？あっ、な何？」
慌てる櫻井を他所に、口の端をキュッと上げニッコリスマイルを向ける二宮。コテンと頭を倒しながら櫻井を見上げる姿に、櫻井の鼓動は飛び上がった。
和「しょ・う・ちゃん！！」
ふふふっ。と微笑みながら櫻井に近付く二宮に、櫻井は訳も分からず動揺した。
翔(えっ？俺が監視してんのバレた？)
しかしバレたとしても、この二宮の笑顔は何だ？態と科を作り挑発的な笑みを向ける理由は何だ？櫻井は固まったまま、心の中で大パニックを起していると、それを見越した様に二宮が色気満載な視線を向けながら櫻井の膝に乗り上げるのであった。
翔「？！？！っ！！」
和「翔さん………。」
耳元に、態と息を吹き掛けながら囁く二宮。
翔「えっ？あっ…、な、何んでしょう…。」
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YUY(プロフ) - ひらっちさん» あれは可愛かったよね。新しいおもちゃを手に入れ遊びたくて仕方の無い弟と、それに付き合うお兄ちゃん。三人の中でもにのあいは兄弟なのかな？って。(笑) (2017年8月4日 13時) (
レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ひらっち(プロフ) - こんにちは。相葉さんとのゲームはこんな感じでワンコやったんだろうな〜って思いました。後の御3人もにのあいを見守る姿度々ありますよね。あれすきだわー (2017年8月4日 10時) (レス) id: 40235d3223 (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ちえさんさん» そうなんですね。なんかTV見てるだけだと二宮さんより、四人が勝つことに必死？いや、相葉さんか？(笑)もうしがみつくしか無いって感じでしたよね。無事で良かったよ。今日のVSも最高でした！髪切ったばかりで幼さ全開で可愛かった！ (2017年7月13日 21時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
ちえさん(プロフ) - 本場の奥様運びって、障害物競争なんですね。バトン代わりに受け渡されるのとどっちが過酷なんだろう・・・。にのちゃん、大阪でハジケた分、東京は真面目に頑張ったのかなー？ (2017年7月13日 18時) (レス) id: f89740a95a (このIDを非表示/違反報告)
YUY(プロフ) - ひらっちさん» 行ってきます！ね、あの話ならその後もやれそうだよね。金とスケジュールの問題除けば。(笑)問題はそこだよね。三人合わせたら高そう。(笑) (2017年7月8日 4時) (レス) id: 846e4e6c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUY
| 作成日時：2017年7月2日 13時
