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逃げんな(1) ページ7
「ありがとうございました!」
「ああ。風呂入ってマッサージ受けてすぐ寝ろよ!」
「そう言えば!倉持先輩が5号室に寄ってくれって言ってましたよ!」
オレも風呂に入って、沢村に言われるがまま5号室に行く。倉持の呼び出しとあらば、何気に無視する訳にも行かねぇなと行ってみると、倉持が一人でテレビの前に座って待っていた。
「おう。今日のゲストは丸茂一郎さんだ」
「は?」
5号室のテレビには丸茂さんと涙を零しながら握手する眞白心音とが映し出された。
『お手柔らかに』
『青道高校の先輩後輩ってことで、今日は無礼講でたくさんお話を伺おうと思います!』
「アイツらには食堂で観て来いって言ってある」
「いや、オレは……」
「御幸」
倉持が厳しい表情でオレを睨みつける。
「黒川が必死に頑張ってんだ。逃げんな」
オレは黙って倉持の隣に座った。
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作者名:ほさつ1秒83 | 作者ホームページ:https://twitter.com/hosatsu1_83
作成日時:2021年8月29日 19時