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嫌いだもう ページ26

中原side


中「ふあー。荒中?と太宰か…此処は?」



目を開ければ、驚いたかのように目を見開いていた荒中と太宰。

あ、此処は医務室だわ。


貴『ななな、中原目が覚めたの!?』

太「いいいい刻に目が覚めたね!?」









……驚いた通り越して挙動不振だわ。


中「て、に持ってる油性筆(ペン)は、何だ?」


更に肩を震わせた二人。口を揃えて「何でもない」と。




何だよ仲良しかよ殺すぞこら。



中「てか、何で俺此処に?」


二人に問うと



貴『い、異能が、暴走っ…っ、したからっ、かなっ……』

太「た、大変、だった……よっ…ほ、んとに、ぶふ……っ」



荒中とくそ太宰は、口に手を当てて肩を震わせてる。
おい、何で息詰まったような感じなんだ?


てか然りげ無く「異能が暴走した」っつたよな?


中「それ危なくねぇか?」

貴『うん。お陰で怪我したぞオラ。』


と、深く切れ込んであった傷を見せた。


太「謝んないのー?私迷惑だったんだよー?」



中「悪ぃ……





太宰の青鯖には謝る気なんざ微塵もねぇわ。
荒中、悪かったな。」


太「ちょ、」
貴『ん。早く良くなってな。じゃあ私紅葉姐様のとこに行くから。』


荒中は塵太宰を引き摺って部屋から出た。


1人の医務室は、変な気がした。



その後、鏡を見て絶叫したのは、云うまでもない。

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作者名:スピカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/  
作成日時:2016年8月15日 11時

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