嫌いだけどよ ページ18
中原side
その後
荒中に滅茶苦茶罵倒されるわ、首領に笑顔を見せられるわで、色々と大変だった。命的にも。
荒中は疲れか呆れかの何方かで床に伏せた。2日も。
中「荒中ー。入るぞ。」
まぁ、関係ないがな!
貴『……中原か。どうぞ。』
俺を見た途端凄ぇー不機嫌そうな顔になった。
色々と突っ込みたいが、飲み込んだり気付かないふりをして荒中の部屋に入る。
中「その、この前は悪かったな。えーぁ、これは御礼だ。』
荒中の前に、小さな包みを渡した。
貴『何これ?』
中「太宰と買った髪留めだ。反省も込めて。」
青黒い花の髪留めを荒中に渡す。荒中は目を見開いて嬉しそうに受け取った。
貴『ありがとう!これ明日から付けていい?』
中「おうよ。」
本当に嬉しそうで何よりだった。
貴『そう言えば、太宰は?一緒に買ったのなら、一緒に来ないの?』
中「川。」
貴『察した。』
呆れたように、二人で肩を落とした。
嗚呼、そういえば何で髪留めかって?
荒中の後毛か片方長いんだよ。ヘアピン二つで止めてるけど、味気ないからな。
その辺に詳しい太宰と、俺のセンスで決めた。
別に俺センス悪くねぇからな?
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作者名:スピカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kid0019/
作成日時:2016年8月15日 11時