＊染まる。＊

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びっくりした。




だって、この位置何順！？






前の人が大きかったり…






前が、見えない…んですけど…。









・









・





入学式が始まると、緊張は最高潮へ。








少しうつむきぎみで、





時が過ぎるのを待った。









うぅ…。


なんというか…。


先輩方や先生を見てると余計に緊張が…。





よりによって、校長先生の話長いし…。






大きいようで小さい溜息を一つついた。






・







・







その時、







？「大丈夫？顔色悪いよ？真っ青。」







右側から声が聞こえ、


同時にダルそうな顔で振り返った。









キレイな顔…。







一瞬だけ、体がビクッと反応したのは気のせいだろうか。









あ「うん…。大丈夫。緊張したらいっつもこうなるんだよね。」






アハハと少し笑いながら言うと






右隣の男子はフフッと小さく笑った。









気づけば、お話が終わり




入学式はどんどん進んで








司会「新入生代表のあいさつ。京本大我さん。

　 お願いします。」







終わりに近づいていた時。









「はい。」と







返事をして立ち上がった









右隣の彼を見てしまった。









ああ…





この人、頭いいんだ。









私と正反対だなぁって









緊張交じりに考えていた。

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