基本ダメと言わない ページ10
.
ユンギヒョンに連絡しても、基本無視だった。
だけど、僕がそこでめげるわけがなく、返信が来るまで、何回も何十回も連絡したら、「黙れ」と一言だけ返って来たのが昨日。
一歩前進して舞い上がった僕は、Aちゃん以外の女の子への家に行っても頭に浮かぶのはユンギヒョンのことばかりで、「今日のテヒョン面白くない。帰って」と追い返されたのが今日。
あまりショックを受けなかった自分に驚きつつも、ユンギヒョンに絶えず連絡し続けたら、また黙れと返って来た。
いつものように公園で写真を撮りながら自然を眺めていた時。
ふと、無意識に、
どこかで聞いたことある歌を口ずさんでいたら、
「おい…」
と後ろから声をかけられた。
耳にした覚えのある声に、感情が高ぶるままにその声の方へ顔を向けると、立っているのはユンギヒョン。
「ヒョン、ラップを、」
挨拶よりも何よりも先に、「ラップを教えてください！」と伝えようとしたら、ヒョンは僕の言葉を遮って、
「お前今から俺の家に来い」
家に誘われた。
「僕、女の子以外興味ないんですよ」
ヒョンの家に上がると、そこは１LDKのマンションで、物で溢れていたが、ほとんどが音楽に関係する機材のようだった。
「何言ってんだよ」
リビングの奥にある扉を開くとヒョンは「おい、ナムジュン、ホソク、ちょっと来い」と中にいる人に声をかけた。
SG「お前の名前なんだっけ」
ヒョンは僕にソファーに座るように促すと、部屋の隅にあるピアノの前に座った。
「テヒョンです」
RM「おーAちゃんの飼い犬！久しぶり！」
さっきの部屋からナムジュンさんと、もう一人違う人が出て来て、その人が“ホソク”だと認識する。
「あー！ユンギヒョンが言ってた！しつこいって！」
開口一番に笑顔で失礼なことをいうホソギヒョン。
SG「あぁ。こいつやばいぞ」
ユンギヒョンは指を慣らすためにピアノでピロピロと何か弾いた後、口を開ける。
SG「テヒョン。さっきの歌、もう一回歌ってみろ」
さっき？
あれのことかな？
TH「恥ずかしいです」
こんな大勢の前で。
SG「俺らの仲間になるなら、これくらい我慢しろ」
仲間？！
TH「どういうことですか、ヒョン！」
もしかして、もしかして、
SG「歌ってから説明する」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 633人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
叶え隊 - 初コメント失礼します！最後の一言で何故かゾッとしてしまいました…！最高の作品をありがとうございました！ (2022年1月6日 2時) (
レス) @page26 id: c0ba4ad0a8 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - やまやまさん» やまやまさん！ありがとうございます！ユンギくんは偉そうにしてるくせに何考えてるのでしょうかね笑これからもよろしくお願いします！(^｡^) (2018年5月30日 16時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
やまやま(プロフ) - 初コメントです！最後のユンギくんとの関係に驚きを隠せません(笑)とてま面白かったです！続編密かながら期待しております(笑)これからも頑張ってください！応援してます！！！！ (2018年5月29日 19時) (レス) id: 8d56f807c6 (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - BTSが大好きすぎて....さん» ありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2018年5月1日 0時) (レス) id: e4139d44ac (このIDを非表示/違反報告)
BTSが大好きすぎて.... - 良いですね♪続き?がめっちゃくちゃ気になります！更新待ってます！頑張って下さい! (2018年5月1日 0時) (レス) id: 17691f8b8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Haylee :D | 作成日時：2018年4月26日 17時
