F.P.T (6)

episode G ページ23

ヨ｢どう？新婚生活は(笑)｣

ジ｢たいして変わんない。まだ2ヶ月しか経ってねぇし(笑)｣


Aの言った通り、悔しけど目に見えて変化が分かる事なんか別に何ひとつない。

しいて言えば、戸籍上で夫婦になった事と、認知をしたから、正式にひーくんの父親になったって事くらい。

でもコレって結構変わったよな。
ただ、他人が見て分からないってだけで。



ヨ｢新婚ってラブラブしてんじゃねぇの？｣

｢ラブラブ…は程遠いかな。俺はそうしたいんだけど。｣

タ｢まぁ…Aちゃんがアルコール抜きでお前に甘えるとこなんて想像出来ねぇしな。｣


案外…そうでもないんだけどな。
結構可愛いとこだらけだし。

てか、人の女の想像とかやめてくれる？笑


甘えたり、そうゆうとこを俺にしか見せないってのがまたいいんだよな〜


ヨ｢その、口が閉まらない顔を隠せてないから幸せそうだな(笑)｣

ジ｢んぇ？何？｣

タ｢早速何か良い事あった？｣


ヨンベは首を振って、苦笑いを残して出て行ってしまった。
何だアイツ？


タ｢なぁ、何があったの？｣

ジ｢いや、別に何も無いんだけどさ〜改め…

タ｢あ、待って電話。もしもし？…うん。今？大丈夫。うん…｣


今、出る？
しかも部屋から出て行ったし！

別にたいした話じゃねぇけどちょっとはノロケさせろよ！

こんな時に限ってスンリもテソンも居ねぇし。

テソンはともかく、スンリ何処いんだよ！！






…もう帰ろ。

Aとひーくんに逢いたいし。

仕事もある程度は終わったし。


てか、誰も居ねぇし。





で、




帰って来たら、Aも居ねぇし。


何で？って携帯を確認すると


"友達とランチしてきます"


昼前にLINEが来てる。


うん、俺コレ見たぞ？






…ランチ？

もう夜の7時だけど？




…俺の飯は？



てか友達ってまた誰？


電話電話…！

出ない確率のほうが高いけどな！


お、

ジ｢今どこ？｣


珍しく出たし。


『え〜…家だけど？』

ジ｢嘘つけ！俺、家に居んだけど？｣

『ッゲ！すぐ帰る！』



ブチッ…プープー…


はぁああ？

ッゲって何だよ！！

てか周りの音漏れてんのに家で通用するかよ！！






いや、そこじゃない。


アイツ…


嘘つきやがった！！




不倫してんじゃねぇだろうな！？




気が気じゃない。

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