F.P.T (6)

episode G ページ18

ス｢どうしました？｣

ジ｢次のアルバムでさ、頼みたい事があんだよね。｣


俺の一言に、メンバーが俺の顔を一斉に見る。


タ｢何？改まって。｣

ジ｢実はさ…｣




………




タ｢愛だな？愛。｣

テ｢すごくいいと思います！｣

ス｢てか、逆に俺達、いいんですか？｣

ヨ｢それは俺も思う。もっと特別な感じがいいんじゃない？｣

ジ｢むしろ助けて欲しい。だから、お願いします。苦笑｣


俺の提案を、そうゆうことならってみんなは二つ返事してくれた。







ジ｢ただいま〜｣

｢お帰り。帰って来て早々気持ち悪いくらい機嫌いいね。｣

ジ｢気持ち悪いは余計だろ。ひーくん起きてたの〜？ただいまっ。｣


ひーくん、ママはパパの事が大好きなくせに冷たいんだよな〜
そんなとこは似るなよ？素直でいる事が1番だからな？


｢大好きって…何言ってんのよ。｣

ジ｢ん？｣


その怪訝な顔は…

俺、喋ってた？

無意識って怖ぇな。




ダイニングテーブルを見れば、俺用に食器が並べられてあって。

最近では、俺が定位置に座ると同時に、温めてくるねって言ってくれるのがご飯の合図。

やっぱ、家ご飯っていいよな〜

食いに行ったみたいに、最近は定食風に作ってくれてて。



ジ｢うまっ。これ何？｣

一口入れれば、こんな言葉も自然に出てくるように。

｢今日料理教室で習ったのが美味しく出来たから、早速作ってみた(笑)｣

ジ｢明日弁当作ってよ。これ入れて？｣

｢それは無理。面倒臭い。｣


即答かよ(笑)


ジ｢悩むフリくらいはしろよ。｣


ましてや、最近料理を楽しそうにしてるくせに。


明らかに拗ねこいてるのが出まくってたのか、


｢気が向いたらね？｣

ジ｢向けよ。｣



もうリビングに向かってるA。

しきりとか壁もないから、後ろ姿。


せめて、俺が食い終わるまではここに居ろよな。

温めて、俺の飯を出したら、Aの任務は終了らしい(笑)


ひ｢マンマ〜マンマ〜｣


ひーくんだけは、いつも居てくれる。

居てくれるとゆうか、飯を狙われてるんだけど(笑)


器用に椅子によじ登って来て、むしろ、テーブルの上に居る。


ジ｢ひーくん、ママに内緒な？あ〜ん…(小声)｣

ひ｢んんぅ〜あ〜｣


男と男の約束だぞ。


だけど、あまりにもデカイ声で美味そうに食うから


！？


ほら、すぐバレる。

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