31話 ページ33
さとみside
大声で叫んで部室に入ると、ジェルとなーくんに手招きされた。
ジェル「ころんが、リレーでもし勝ったら話があるってAに言ってたで。」
ななもり「これは、勝つしかないね。」
さとみ「ま?よかった…。」
変な驚き方しちゃってるけど、嬉しいことばっかりだ。
ころんが自分から気持ちを伝えるのも、自分で決めるのも
初めてだから。
Aなら、ころんを支えられるって思ってた。
ころんは、不器用なだけじゃないから。
ころんが自分の本音を言えるのだって、きっと俺の前では無理だから。
恋愛とか全く関係なく、ころんと会ったばかりのAに、ころんが頼れる存在、っていう立場になるのは少し悔しいけど、それは俺じゃなかったんだ。
ジェル「さとみ、また考え込んでへん?」
さとみ「…ううん。よかったよ、俺には叶えられないことを、Aなら叶えてくれると思うから。」
ころんが、1人で抱え込まない場所を作りたい。
それだけなんだ。
ななもり「さとみくんの夢、かっこいいと思うよ。」
俺がころんのことで相当悩んでたときに、支えてくれて、話を聞いてくれたのはこの2人だった。
だから俺も、そんな存在になりたい。
ころん「…早く、合わせよ。」
さとみ「あ、ごめん。すぐ行く。」
俺はギターを持って、ころんとAのところに向かった。
ななもりside
さとみくんところんのことは、先生と本人たちと俺とジェルくんしか知らない。
さとみくんが何に対して悩んでるのかも、ころんの事情もわかってる。
だからこそ、助けてあげたい。
さとみくんもころんも、相手のことを1番に考える優しい子だから。
自分が辛いことなんて、忘れて突き進んじゃうから。
ジェル「さとみに助けられてる、支えられてるって、ころんは言ってたけどな…。」
るぅとくんと歌詞をかいているとき、ころんがぼそっと言ったこと。
ころん『さとみくんの、お前の隣は、俺しか似合わない。って言葉に、僕はすっごい助けられたから。』
さとみくんのことを考えるころんはどこかイキイキしてて。嬉しそうで。
ころんの話をするさとみくんは、とても楽しそう。
お互いのすれ違い。それをわかって見てるのは辛いけど、それでもやっぱり。
俺らは、恋のキューピットにならないと。
ギターを持ちながら話すころんとさとみくん、ベースを持つAを見て、そう思った。
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あーちゃん - いいなぁ、、、すとめも、、、。私も行きたかったなぁ、、、楽しんできてね、、、。 (2019年4月21日 10時) (レス) id: 9160e058ff (このIDを非表示/違反報告)
莉斗(プロフ) - いくみさん» 了解ですっ!!ありがとうございますっ!!ダメとか言われるかな、、、、と自分で書いたのに後悔しちゃってたので、、!!!! (2019年4月6日 20時) (レス) id: c0bc7e6570 (このIDを非表示/違反報告)
いくみ(プロフ) - 莉斗さん» Twitterでお願いされてる人優先になりますが、いっぱい取れたらいけます! (2019年4月6日 20時) (レス) id: 09322cf5d1 (このIDを非表示/違反報告)
莉斗(プロフ) - わぁ!!おめでとうございます!!私も5/1行くんですよっ!!あの、、いきなりですみませんが…よかったら銀テとれたら譲ってはいただけないでしょうか?私席まだわかんないんですよね、、 (2019年4月6日 18時) (レス) id: c0bc7e6570 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - てか、千葉住み?...私は、千葉住みです (2019年4月2日 10時) (レス) id: 9160e058ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いくみ | 作者ホームページ:飲んでなくない?🍺∩(´^ヮ^`)∩🍺 うぉううぉう!...
作成日時:2019年3月29日 12時