第35話 ページ36
視点なし
ーーーーーーーーーー
会議室
午後6時、生徒はとっくに下校を済ませており学校に残っているのは教師陣のみになった。
今日の緊急通達について教師陣はミーティングを始めていた。
が会議室は険悪なムードが漂っていた。
発狂する女。
場を乱す男。
秘密主義の老人。
この混沌とした状況でまともな会議を進める方が無理な話だ。
そんなことを藍は思い沈黙を貫いていた。
オリヴァ「…とりあえず、一度落ち着いたらどうですか?皆さん、俺から連絡があります。」
モブ「!」
モブ1「ほう…」
モブ2「面白いじゃないか、いつもは会議にすら出席しない男が。一体何を言い出すんだ??笑」
オリヴァ「…現在、看病をしている生徒に基本的な治療を一通り試しましたが今の所病状が軽くなることはありませんでした。また、今取れたデータの集計によると生徒達は発熱、頭痛、咳を最も多く訴えており又、感染者は魔力持ちの生徒が多い傾向です。」
モブ2「はっ!それがなんd((オリヴァ「これらのことから!現在ナトリアで流行している風邪は魔力持ちの生徒に猛威を振るう新種の病気かもしれません。また、これ以上の治療法の模索には薬の投与者に与える副作用も鑑みて考慮しなければなりません。」
モブ「であれば尚更!!」
校長「モブ・モブ子さん」
モブ「ひェ!?こ、校長。い、いらしてたんですね…」
校長「えぇ、オリヴァ・ハーマンの報告は耳にしました。引き続き生徒の看護をお願いします。
先に結論から申し上げると我が校はまだこの件を公にすることはしません。オリヴァ・ハーマンの様に私と図書館司書の2人で過去の記録や病災について調べております。何か情報が出ればこの場にいる全員に即座に通達します。」
藍「…お言葉ですが校長。このままことの解決を願うだけでは何も変わらない所か、悪化するのが目に見えていると思いますがそれでも公表はしないおつもりですか?」
モブ「!ッそうですよ。校長、公表はしなくともせめて医療機関にこのことを伝えればなにか解決の糸口が掴めるかも…」
校長「黙りなさい。時期尚早と言っているのです。」
ーーー小ネターーー
・オリヴァ先生と双子
オリヴァ先生と双子のアルロ/エーランは双子が6年生の時、選択科目で保険を担当しておりアルロ/エーランが保険を取ったことで繋がりを持ち仲良くなった。(一方的)
だからオリヴァは双子にはよく敬語で接することを忘れてしまうという。
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うめ | 作成日時:2022年8月2日 0時