第23話 ページ24
A視点
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女子トイレ
いきなり先にトイレに入った華先輩が叫んだ。
私もすぐ横から顔を出し、トイレの中を見た。
すると
そこにはうつ伏せに倒れた凛先輩がいた…
華「り、凛!しっかりしてッ!!どうしたのッ!?」
A『え、あ、あ、きゅ救急車…け、警察呼ばないと…』
華先輩は凛先輩の肩を揺すりながら凛先輩に呼びかけている。凛先輩からの反応はなかった。
ただ凛先輩は眉を顰めて唸っている。
私はポケットからスマホを出そうとしたが生憎ロッカーの中に忘れていたようでポケットからは何も出てこなかった。
凛「う゛、うぅん……?は、な?」
しばらくして凛先輩は頭を抑えながら起きた。頭が痛いのか酷く苦しそうな表情でこちらを見てくる。
華「香凛!!」
A『先輩!!気付いたんですね!』
華先輩は驚きと喜びと安堵が混ざったような顔を凛先輩に向ける。その顔はとても並大抵の友達に向ける顔ではなく、華先輩と凛先輩の仲の良さが伝わってくる。
凛「う゛、頭痛い…華保健室連れてって。」
華「うん分かった。しっかり捕まって。」
そう言って華先輩は凛先輩の肩を掴むと保健室へとゆっくり歩いていった。私はただついていくことしか出来なかった。
A視点
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保健室
華先輩達が保健室着くと白衣を着た男性(多分保険の先生)が凛先輩を奥の部屋に連れて行き、私達はすぐ追い出された。
が程なくしてすぐ保険の先生らしき人は戻ってきた。
華「オリヴァ先生、凛は大丈夫なんですか!?」
オリヴァ「2、3日安静にしていればすぐ良くなりますよ。どうやら彼女の体質のせいで風邪を拗らせたみたいです。」
華「…はぁぁ、良かったぁぁ。」
華先輩は安心して胸を撫で下ろした。
A『すみません、オリヴァ?先生。凛先輩の体質ってなんのことですか?』
オリヴァ「?君は…」
ーーー作者の部屋ーーー
ちょっとしたお知らせなのですがこのお話を更新したと同時に青城ちゃんの名前を変更しました。
青城香凛→青城凛
になりました。
ストーリー上は何も変わらないのでご安心下さい。
今回短くてごめんなさい_| ̄|○
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作者名:うめ | 作成日時:2022年8月2日 0時