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A「えっ、あ…、おはよう！
わざわざ来てくれたの」
聖臣「…だって、どっちみち方向こっちだから」
A「あ！そ、そうなの？」
聖臣「…？ああ、まだ東京来てそんな経ってないの」
A「うん、方向音痴ってわけじゃないんだけど…」
聖臣「俺についてきて」
A「う、うん！」
聖臣がスタスタと会場まで連れてきてくれた。
一回もマップアプリとか見てないし
流石だなあって
A「ありがと！あ、妹…もう始まってる！」
聖臣「ん、妹のチームどれ？」
A「あの、真っ黄色のチーム」
A「あ、対戦表とタイムテーブル写真撮るね」
カシャッ…
カシャッ…
A「ありがと！席いこっか」
聖臣「…第2シードじゃん」
A「うん、転校する前から
このチームに入るって決めてたみたい」
…
初戦は危なげなく、勝ち進んだ妹
さすがに上手いな…
けど
A「雑…だったね、歩花」
聖臣「たしかに」
歩花はたしかに上手くなった。
身長も伸びたし跳躍力も上がってる。
WSとしてパワーも申し分ない。
のに、
ただ跳んで力で打ってるイメージ。
しかも、なんか今日は調子悪いわけじゃないけど
気分が、落ちてる？
お父さんが来れないってだけで
すぐ落ち込む子じゃないし…
何だ？
次の試合も
その次の試合も
妹たちのチームは勝ち進んだ。
妹はやっぱり気持ちが集中できていない気がした。
妹たちの対戦相手はまだ決まってない。
…競ってるから
まだ次の試合まで十分時間あるかな。
A「…準決勝の前に妹に一回会いに行こうかな」
聖臣「…待ってる？」
A「あ…うーん、いや、聖臣もきて」
廊下に出て、しばらく歩くと
ベンチコートを着てボーッと自販機を眺める歩花がいた。
その顔はなんだか、
気持ちが完全に抜けている感じで。
A「聖臣、ちょっと待ってて」
コラコラ、試合はまだ続いてるのに
そんな拍子抜けな顔しててどーする！
と、
一発喝を入れてやろう、そう思った時だった。
『Aさん』
A「…あ」
どこか聞き覚えのある低い女性の声。
振り返ると…
私のいちばん会いたくない、
歩花の母親がいた。
『何をなさってるの？』
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げんまいちゃ。(プロフ) - 希さん» コメントありがとうございます！文章力が乏しくて焦らしてしまってすみません^^; これからもよろしければぜひお楽しみください^^ (2020年12月1日 23時) (
レス) id: b07dd76780 (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - あ〜よかったです。姉で！他の心配は夢主の妹だけです。どうかサクサ君の事はただの憧れであって欲しい。 (2020年11月30日 4時) (レス) id: 6b38a098ff (このIDを非表示/違反報告)
希(プロフ) - あの女の人は解決しない！予想では姉？ (2020年11月29日 15時) (レス) id: 6b38a098ff (このIDを非表示/違反報告)
げんまいちゃ。(プロフ) - ブドウ味のリンゴさん» 頑張って更新増やしていくので、どんどん読んで楽しんでください！＾＾ (2020年11月27日 20時) (レス) id: b07dd76780 (このIDを非表示/違反報告)
げんまいちゃ。(プロフ) - あばばさん» コメントありがとうございます！二人をもっと可愛くできるように頑張ります＾＾ (2020年11月27日 20時) (レス) id: b07dd76780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げんまいちゃ。 | 作成日時：2020年11月20日 2時
