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元也「聖臣、着替えないの？」
佐久早「…おい、あれって」
元也「ん？…ああ、櫻 Aちゃんでしょ？」
佐久早「…なんでフルネーム」
元也「…やっぱ知らないの、みんなして」
元也「あの子、ユース候補のひとりだよ」
佐久早「…女子は知らない」
元也「でも、誰もびっくりしてないってことはさ
多分本人は言うつもりもないんだろうなって思って
あえて言わなかったけど」
佐久早「…トスが」
元也「ん？」
佐久早「全部同じリズムできた」
…つか、何時までやんのあいつ…
9時すぎてんだけど。」
元也「今日見学だったからねあの子…」
佐久早「…」
元也「そんなに気になるなら
声かけていけばいいじゃん」
佐久早「…ムリ」
佐久早「帰るぞ
って、おい…！」
―ASide
私の最大の弱点は身長じゃなくて
サーブ。
スパイクやブロックは跳べるのに、
ジャンプサーブが打てない。
ジャンフロも打てない。
ノーマルのサーブ。
今日、井闥山の女子のサーブ練習を見て
私は何ができるんだろうと考えてしまった。
その思考に陥った時はもう負けてる。
できないんだったら
できるまでやらなきゃ。
と、思ってジャンプサーブの練習してるんだけど
全然威力ないし、ジャンプしてる意味ないくらい低い。
高く跳んだら、体のバランスずれてうまく打てないし…
…いつも私は何も考えない。
なのに今日いろんな人と出会って
自分と誰かを比較してしまっている。
私らしくない…
「自分は自分」
「他人は他人」
…
？？？「おい」
「…！あ、佐久早くん…とえっと、元也くん」
元也「あ、ごめんね、自主練邪魔しちゃって」
「あ、全然…えっと、何か用…？」
元也「あ、何時までやるのかなって思って。
もう夜遅いし、女子一人はさすがに帰り危ないかなって思って」
「あ…もう9時過ぎてたんだ。
あ、大丈夫。家すごく近いの」
佐久早「…体育の時みたいに
…同じところにあげれば。」
…同じところ？
「…！」
「…ありがとう！
あ、本当に二人とも気にしないで帰って！」
佐久早「帰る」
元也「いや、早っ！
じゃ、気を付けてね！また明日〜」
「さよなら〜！」
…よし！
同じところ！！
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夜那 - 私占ツク創作の名前でやってるんですけど主人公の妹ちゃんの名前一緒でびっくりしました…漢字も一緒… (2021年8月13日 15時) (
レス) id: 2e6e4d5ff3 (このIDを非表示/違反報告)
お日向ぼっこ(プロフ) - 43読んでます！墨田区地元なんでにやけちゃいました笑笑 (2021年7月29日 8時) (レス) id: c5d59fd6db (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 16ページ は？」 …そういうのは、、 の あとにも」があるので一つは不要かなと思います (2021年3月17日 19時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げんまいちゃ。 | 作成日時：2020年11月14日 16時
