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『ありがとうございました！』
…
「…勝った…！」
ひまり「…A…っ！か、勝った…勝ったよ！！」
「…うん…！」
「勝った…」
私たちは、2−0で勝利した。
…
井闥山は万年東京で4位か5位だった。
誰もが負けると思ってた。
…
決勝進出…
疑ってはなかった、けど
右手が
ヒリヒリする。
この手で…
部長「…隣のコートまだ試合やってるから
各自服着て、次に備えてー。
喜ぶのはここまでね、糖分ちゃんととってねー」
『はい！！』
ひまり「A、隣のコート見る？」
「なんかフルセット行きそうだね」
「男子…一瞬だけ見に行っていいかな」
ひまり「ああ、それなら大丈夫
キャプテンも見に行ってる」
「え、本当だ！さっき指示して、すぐ移動したのかな」
ひまり「…飯綱さん出てるもんー」
「…？」
ひまり「あそこ付き合ってるのさ！」
「わ！そうなの！？
恋愛禁止とかではないんだね、井闥山」
ひまり「いや〜なんか暗黙のルールだったらしいけど
飯綱さんが、猛アタックしてくっついたんだよね」
「ほお〜…すごいお似合いだあ…」
「…あ、相手…梟谷なの！」
ひまり「男子はさっき、もう戸美に勝ったみたい」
「…わ、本当だ。私たちの試合めっちゃ長かったからかな」
ひまり「…まだ1セット目だ」
私たちは男子の試合をしているコートの
真後ろの観客席ベンチに座っている
キャプテンに声をかけた。
部長「…あら、お疲れ」
ひまり「…軽く見て女子の試合に戻ります」
部長「…私も今来たところだけど
木兎の調子がすごい良くて」
相手のエースはとってもキレキレのインナースパイクと
ブロックを抜けるくらいギリギリのストレートを繰り出してくる
し、すごい元気でノせたら怖いタイプの人だなって…
『ナイッサー佐久早！ナイッサー佐久早！』
「いやでも…佐久早くん、今日も凄いなあ…」
頑張って…！
「…あ」
気のせいかな
サーブのルーティンをしたあと
ちらっと
振り返った
目、合った…？
私は、
ピースをして
「か っ た よ」
口パクでアピールをした。
佐久早くんは
きょとん、としてから
ボールを持っていない方の手で
ピースをしてくれた。
「…頑張れ…！」
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夜那 - 私占ツク創作の名前でやってるんですけど主人公の妹ちゃんの名前一緒でびっくりしました…漢字も一緒… (2021年8月13日 15時) (
レス) id: 2e6e4d5ff3 (このIDを非表示/違反報告)
お日向ぼっこ(プロフ) - 43読んでます！墨田区地元なんでにやけちゃいました笑笑 (2021年7月29日 8時) (レス) id: c5d59fd6db (このIDを非表示/違反報告)
麗 - 16ページ は？」 …そういうのは、、 の あとにも」があるので一つは不要かなと思います (2021年3月17日 19時) (レス) id: 8656a872ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げんまいちゃ。 | 作成日時：2020年11月14日 16時
