ep.36 ページ38
ベンチに座っていると、突如目の前に黒いモヤが浮き出てきた。
なんだこれ、SFか？
そう思いつつ、逃げはしない。動くのがめんどくさい。
モヤはだんだんと大きくなっていく。
それを見つめていると、さらに驚くべきことが起きた。
中から人が出てきたのだ。
顔に手がついていて、なんとも不思議な人だった。
でも、その瞳には見覚えがあった。
燃えるような、紅い瞳。
一昨日路地裏であった殺人犯だ。
今日こそ、私を殺しにきたのかもしれない。
「あぁ、見つけた。
久しぶりだな、無個性のJK」
久しぶり、というほどに日数は経っていないような気もするが、そこはあえてスルーする
「お前さ、1日でヒーロー科除籍になったんだってな。
そりゃヒーローも嫌いになるか」
なんでそんなこと、この人が知ってるんだ
「今日も逃げないの？やっぱり俺に殺されたい？」
その質問に、無言で頷く
別に早く死にたいとか、そういう願望があるわけでない。
でも、この人を見てしまうと殺されてもいいと思ってしまう。
「はは、殺さないよ、君は殺さない。
俺に殺されてもいいなら、俺の協力者になってくれるよね？ね？
なるよね？」
なぜそういう発想になるのか。
しかし彼は私の言葉を待たずしてうん、そうだよね。と1人で納得している
「ヒーローが来たら面倒だ。早く行こう」
そう言って、私のもとまで来ると、彼は私の手首を掴んでモヤの方へ歩き出す。
私は、やっぱり抵抗しなかった。
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ルナ(白狼) - ざわﾇﾎﾟｩさん» いえいえ、そんな……！！返信していただきありがとうございますm(__)m (2017年7月31日 21時) (
レス) id: 5465a7e0bc (このIDを非表示/違反報告)
ざわﾇﾎﾟｩ(プロフ) - ルナ（白狼）さん» お返事が遅くなってしまい申し訳ありません...!とっtwも嬉しいコメントありがとうございます！！モチベーション急上昇です...!これからも更新頑張ります、ありがとうございます！ (2017年7月28日 21時) (レス) id: f34aba9284 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ（白狼） - すごく面白くて、一気読みしました…！！途中で泣きました（泣）更新頑張ってください！！ (2017年7月12日 22時) (レス) id: 5465a7e0bc (このIDを非表示/違反報告)
ざわﾇﾎﾟｩ(プロフ) - mioさん» コメントありがとうございます！そういっていただけて嬉しいです...!!これからも頑張ります！ (2017年7月12日 22時) (レス) id: f34aba9284 (このIDを非表示/違反報告)
ざわﾇﾎﾟｩ(プロフ) - 月さん» ありがとうございます...!!すごく嬉しいです（ ; ; ）更新頑張ります！！ (2017年7月12日 22時) (レス) id: f34aba9284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ざわ | 作成日時：2017年7月8日 20時
