k-popの男主短編を詰め詰め。

ヒチョル先生 ページ22

Aサイド









俺は今、放課後先生と残って補習。






3日くらい休んでたしね。










『ヒチョルせんせ、ぃ、』











俺が休んでる間に入ったであろうわからない所が出てきたので聞こうと顔を上げたら、












「………」











机を挟んで目の前にいるヒチョル先生は、寝てた。







最近お疲れなのだろうか。








綺麗な顔にかかった少し長めの前髪を指で耳にかけてやると大きい目が、開いた。












「………あ？」








『ぁ、いや、髪、邪魔そうだったので、』








「寝てたんだから邪魔も何もないだろ。」






『すいません、』











思わずすぐ謝ると、別に、と小さく言った。







ヒチョル先生はかなりモテる。








まあ、綺麗な顔してるしなあ、







男の俺から見ても美人だし。












『先生、ここ、多分習ってないです。』






「あぁ、それ、教科書読め。俺は眠い。」







『あ、はい。』










大人しく教科書を開くとそれをじっと見てくるヒチョル先生。









『先生？』










呼ぶとはっとなったように目を軽く見開く。









『どうかしました？』





「……別に、」







『あんまり見られると、ちょっと』






「…悪い、」










少しバツが悪そうに顔を逸らす。







これまた長めの髪から覗く耳が真っ赤だった。








『先生、耳赤いですよ。』








「…っ、」









あれ、顔まで赤くなった。










『先生、』











熱でもあるのか、と頬に触れる。













「な、っ、」










何か言いたげだけど無言になる。






けど肩を竦めて、俺の手から離れて頬杖をつく。














「……鈍感かよ、」













『なにがですか？』





















そう聞いたら舌打ちされた挙句頭を軽く叩かれた。解せん。



















(あぁぁあっ！俺もAの頭叩きたいっ！)
(…シウォン先生流石にキモいですよ。)
(でも顔触られるってかなりやばいよね。ヒチョル先生羨ましいな。)
(本人に下心皆無なのが余計に、なんか、)
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シウォン、ギュ、チャミ、ドンへ
暇な時、先生シリーズに突っ走ります。

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