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Side圭人


Aちゃんたちにそんなことがあったなんて……。


圭人「今まで誰にも相談しなかったの?」


A<うん。先生に言っても

エスカレートするだけって思ったし、

お母さんも朝から晩までパートで

迷惑かけたくなかった。

勇太と苦しみを分け合ってたし……。

でも、耐えられなかった……>


そっか……。


俺はAちゃんをぎゅっと抱きしめた。


A『!?』


圭人「そんなに辛いことがあったんだね。

悲しかったよね。苦しかったよね。怖かったよね。

でも今は俺たちがいるから大丈夫」


Aちゃんが俺の袖をちょんちょんと

引っ張ったから俺は離れた。


A<私ね、声が出なくなった時、

もう一生声なんて出なくていいって思った。

でも、今は圭人くんたちと話したい、

笑いたい、名前を呼びたい>


圭人「うん。俺もAちゃんと喋りたい。

だからみんなで声を出せるように頑張ろうね」


A『うん!』


一瞬だけ聞こえたあの綺麗な声をまた聞きたいよ。




圭人「じゃあねAちゃん」


A『うん。圭人くんバイバイ」


マンションに入っていく

Aちゃんの後ろ姿を見て思った。









"たったひとつだけ願いが叶うならば君が欲しいよ"

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山田瑠奈(プロフ) - ききさん» こちらの作品も読んでいただきありがとうございます! そうですね。今、新作の下書きをしているところです。おそらく今年中には公開出来ると思います。 (2017年12月22日 12時) (レス) id: 872b9aa58f (このIDを非表示/違反報告)
きき - 完結おめでとうございます!そして遅くなりましたが、私が考えた名前を使ってくださりありがとうございます(*^▽^*)新作は書く予定ですか?書くのだったら楽しみにしてます(*^▽^*) (2017年12月21日 14時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山田瑠奈 | 作成日時:2017年12月6日 22時

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