18 ページ18
Side圭人
Aちゃんたちにそんなことがあったなんて……。
圭人「今まで誰にも相談しなかったの?」
A<うん。先生に言っても
エスカレートするだけって思ったし、
お母さんも朝から晩までパートで
迷惑かけたくなかった。
勇太と苦しみを分け合ってたし……。
でも、耐えられなかった……>
そっか……。
俺はAちゃんをぎゅっと抱きしめた。
A『!?』
圭人「そんなに辛いことがあったんだね。
悲しかったよね。苦しかったよね。怖かったよね。
でも今は俺たちがいるから大丈夫」
Aちゃんが俺の袖をちょんちょんと
引っ張ったから俺は離れた。
A<私ね、声が出なくなった時、
もう一生声なんて出なくていいって思った。
でも、今は圭人くんたちと話したい、
笑いたい、名前を呼びたい>
圭人「うん。俺もAちゃんと喋りたい。
だからみんなで声を出せるように頑張ろうね」
A『うん!』
一瞬だけ聞こえたあの綺麗な声をまた聞きたいよ。
圭人「じゃあねAちゃん」
A『うん。圭人くんバイバイ」
マンションに入っていく
Aちゃんの後ろ姿を見て思った。
"たったひとつだけ願いが叶うならば君が欲しいよ"
47人がお気に入り
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
山田瑠奈(プロフ) - ききさん» こちらの作品も読んでいただきありがとうございます! そうですね。今、新作の下書きをしているところです。おそらく今年中には公開出来ると思います。 (2017年12月22日 12時) (レス) id: 872b9aa58f (このIDを非表示/違反報告)
きき - 完結おめでとうございます!そして遅くなりましたが、私が考えた名前を使ってくださりありがとうございます(*^▽^*)新作は書く予定ですか?書くのだったら楽しみにしてます(*^▽^*) (2017年12月21日 14時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:山田瑠奈 | 作成日時:2017年12月6日 22時