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SideA
今から11年前。
私が小学1年生だった時のことだ。
最初の頃は普通だった。
2学期に入った時に私が隠していた秘密が
みんなにバレてしまった。
"神宮寺(主人公)と勇太には父親がいない"
それがキッカケで私たちは
イジメられるようになった。
多分、自分たちには親がいるけど
私たちには親がいないっていうだけの
差別から始まったんだと思う。
最初は無視から始まった。
私が教室に入るとヒソヒソ話が始まったり、
わざとぶつかってきたり、私に荷物を持たせたり、
机に落書きされたり、いつの間にか物が無くなっていたり……。
小学5年生になる頃には暴力を振るわれていた。
中学校に上がってもそんな現状は変わらなかった。
高校生になった時は"可愛い"という理由だけで
イジメられることが増えた。
勇太は女子から人気があるという
理由でイジメられた。
小学3年生の時に一度だけ
お母さんにある質問をしたことがある。
「お母さん。私たちにお父さんはいるの？」
けど、お母さんは答えてくれなかった。
私の精神はほとんどボロボロになって限界だった。
そして高校3年生の秋に事件が起こった。
声が出なくなったのだ。
すぐお母さんが病院に連れていって
診察してもらって
原因はストレスということが判明した。
私たちはお母さんにイジメられていることを
ついに告白した。
お母さんは黙って私たちを抱き締めて一言
「気付いてあげられなくて、ごめんね」と言った。
それからお母さんは学校側に訴えたけど
学校は"イジメはない"の一点張りで
私たちは遠く離れた私立茜高等学校へ転校した。
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山田瑠奈(プロフ) - ききさん» こちらの作品も読んでいただきありがとうございます！ そうですね。今、新作の下書きをしているところです。おそらく今年中には公開出来ると思います。 (2017年12月22日 12時) (
レス) id: 872b9aa58f (このIDを非表示/違反報告)
きき - 完結おめでとうございます！そして遅くなりましたが、私が考えた名前を使ってくださりありがとうございます(*^▽^*)新作は書く予定ですか？書くのだったら楽しみにしてます(*^▽^*) (2017年12月21日 14時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田瑠奈
| 作成日時：2017年12月6日 22時
